佐々木はBゲームに登板、マイナー選手を圧倒

12:38 AM UTC

佐々木朗希(24)にとってメジャー2年目のキャンプは好不調の波がある。だが、ドジャースはこの若き右腕の問題に対し、冷静に対処している。

キャンプ序盤からデーブ・ロバーツ監督(53)は、結果を出すことが条件とした上で佐々木が開幕ローテーションに入ることを期待していると明言してきた。佐々木はオープン戦初登板で不安定な投球だった。続く登板でも立ち上がりに苦しんだが、終盤は力強い投球で終えた。そうした状況でも、ロバーツ監督の考えに変わりはなかった。

ドジャースは、メジャー1年目の昨季は先発として苦しんだ佐々木の現状を依然として見極めている。ブレーク・スネル(33)とギャビン・ストーン(27)の両投手が肩のケガで開幕ローテーションに入れない。球団は開幕から佐々木が先発することを期待していると改めて強調した。

ロバーツ監督は「先発として開幕メンバーに入らない状況は考えられない。イニングを稼いでもらう必要がある」と語った。

ドジャースが10日(日本直時間11日)、ダイヤモンドバックス戦に4−1で勝利した試合に佐々木は投げることなく、サブグラウンドで行われたホワイトソックスのマイナー選手を相手にした「Bゲーム」に登板した。昨季の大部分を2Aで過ごした打者9人に対し、期待通り圧倒的な投球をした。

佐々木は59球(ストライク40球)で4インングを無失点に抑え、17度の空振りを奪った。先頭打者に安打を許した後は7連続奪三振を記録。対戦した13人のうち9人から三振を奪った。スプリットは、ほぼ打てない状態だった。ロバーツ監督は登板を直接見ることはできなかったが、現場にいたコーチやフロント陣から絶賛の報告を受けた。

指揮官は「球威はすさまじく、球速は98〜100マイル(158〜161キロ)だったと聞いている。速球は序盤こそ少し荒れていたが、その後は安定した。スプリットはストライクゾーンに集まり、打者の手元で鋭く変化して多くの空振りを奪っていた。これ以上ない内容だ」と語った。

佐々木は「昨日、一昨日とあまり(調子が)良くなくて、今でも修正しているところは多いんですけど、今日良かったということは、もちろん結果で成功体験というか結果が良かった。それが自分にとって今必要だったのでいい感じに来ているのかなと思います」と語った。

ドジャースは、昨季のポストシーズンで救援として圧倒的な投球をした佐々木が、今季飛躍することに自信を持っている。ブルペン投球やライブBPの投球内容も高く評価されていた。コナー・マクギネス投手コーチ補佐は、佐々木が投球フォームの改善に懸命に取り組み、本来のフォームを取り戻したようだと評していた。

オープン戦での登板は2試合で3回3分の1。長期的な結論を出すにはサンプル数が少なすぎるものの、短期的な懸念としては、先発として苦しんだ昨季序盤のような制球力の課題が再発していることだ。

春季キャンプはメジャーリーガーが実戦感覚を取り戻す時期であり、結果よりも感覚が優先される。しかし、まだ実績のない佐々木のような選手にとっては、結果も求められる。佐々木は先発ローテ枠に入ると見込まれているが、シーズン後半に主力が負傷者リストからの復帰した際、その座を確保し続けるためには、さらなる進化が必要だ。

ロバーツ監督は、10日の登板のように佐々木のパフォーマンスがキャンプ終了までに上向くことを期待している。佐々木は投球フォームの改善に集中し、実戦を通じて投球の連動性を高めている。これは球速を維持し、制球力を安定させるため。昨季のポストシーズンでも鍵となった要素だ。

佐々木は「結局(投球の安定感を高めるため必要なこと)はフォームだと思うので、土台が安定していたらある程度、(捕手が)構えたところにいくと思うのでしっかり自分のピッチングフォームを感覚とすり合わせていくことです」と語った。

開幕まであと2週間余りとなり、佐々木はオープン戦数試合に登板する予定だ。ドジャースは佐々木が自信を持って投球することも望んでいる。マイナー選手が相手であっても、打者を圧倒することは自信につながる。

ロバーツ監督は「打者を打ち取り、空振りを奪うことには価値がある。今日は目的を達成し、調整を進めることができた。自信にもなったはずなので、ここからさらに進んでいく」と期待を込めた。