佐々木、オープン戦終盤で苦戦が続く

5:22 AM UTC

ドジャースは1イニングごと、あるいは1回の登板ごとに、佐々木朗希(24)に何を期待すべきか測りかねている。

キャンプ開始当初から、ドジャースは佐々木が開幕ローテーションに入ると確信してきた。デーブ・ロバーツ監督(53)は「佐々木が先発として開幕メンバーに入らないことは考えられない」と語った。しかし、これまでのオープン戦で球団が自信を持てるような結果を残せていない。

佐々木のアリゾナでの最終登板は、失点数で見れば最高の結果の一つだったかもしれないが、内容は不安定だった。

17日夜(日本時間18日)にサプライズスタジアムで行われたロイヤルズ戦で、佐々木は5三振、4安打、4四球で3失点。試合は10−4で勝利した。

調整面では、5度のイニングまたぎをこなし、71球(ストライク38球)で3回1/3を投げ、ドジャースの期待に応えた。しかし、オープン戦での評価を覆すまでには至らなかった。全体では3試合の登板で1勝0敗、防御率13.50(6回2/3で自責点10)となった。

「実戦での課題は今の時期にたくさん出てほしい。結果はスプリングトレーニング中でよかった。シーズンを通してしっかり投げられれば、スプリングトレーニングのこと(悪い結果)は誰も覚えていないと思うのでそういう気持ちでやっていきます」

メジャーの枠を確保している選手にとって、オープン戦の結果は重要ではない。しかし、今季中にブレイク・スネル(33)やギャビン・ストーン(27)らがケガから復帰した際に先発ローテーションにとどまるには、佐々木はメジャーで通用する投手であることを証明する必要がある。

ロバーツ監督は「5イニング目まで投げさせたという意味では進歩している。球も良く、球数も増やせた。ただ、佐々木に必要なのは効率性だ。長いイニングを投げ、より早く修正できなければならない」と話した。

佐々木は序盤、対戦した9人のうち7人を打ち取ったが、三回1死から制球を乱した。満塁のピンチを招き、ロバーツ監督が一度ベンチに下げた。

制球が乱れた原因について、佐々木は新球のシンカーを挙げた。スタットキャストによると、この日は計8球(三回は3球)を投じた。佐々木は「ツーシームを多く投げて、フォームがずれた。それで(制球を)乱してしまった」と説明した。

四回に再びマウンドに上がった佐々木は、最初の打者を三振に仕留めた。単打と2点本塁打を浴びた後、再び三振を奪った。続くジョナサン・インディア(29)に3球連続でボールを投げると、監督とトレーナーがマウンドで状態を確認した。佐々木は後に「足(両ふくらはぎ)がつりかけた」と明かしたが、続投してインディアを打ち取った。佐々木は五回もマウンドに向かったが、先頭のスターリング・マルテ外野手(37)に二塁打を許して降板した。

ドジャースはサブグラウンドでの佐々木の投球を評価しているが、実戦にはつながっていない。唯一の例外は、昨季の大部分を2Aで過ごした選手らが中心のホワイトソックス傘下マイナー選手を相手に完璧に抑えた「Bゲーム」のみだ。

登板のたびに、佐々木はメカニクス(投球フォーム)に言及している。これは昨年からの傾向だ。昨年9月には下半身の調整が球速向上につながった。今キャンプ序盤は上半身の連動性に課題があったが、その後、体幹の修正で改善させた。しかし、17日は再びメカニクスの課題を露呈した。

佐々木はメジャーで通用する力を持っている。直球はコンスタントに90マイル(約145キロ)台後半を計測し、スプリットは威力十分でカットボールの精度も高まっている。しかし、制球力と自信が伴わなければ、球団にとって未知数な存在のままだ。

ロバーツ監督は「結果は心配していない。それよりも、試合の中でいかに早く修正できるかだ。常に最高の球を投げられるわけではなく、完璧な制球ができるわけでもない。それでもアウトを取る方法を見つけなければならない」と語った。