【ガーディアンズ4-2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、3月30日(日本時間31日)
佐々木朗希にとって、この春は忘れたい内容だった。しかし、それこそがスプリングトレーニングの良さでもある。どんな春を過ごしても、レギュラーシーズンは誰もが白紙の状態から始まる。
「自信はなかったですし、正直僕が一番不安だったと思うんですけど、自分ができることは限られているので、それに集中してやろうと思って投げました」
弱気に聞こえる発言も無理はない。今春の佐々木は登板のたびに不安が残り、その姿は、昨季ポストシーズンで見せた勝負どころでのリリーフというより、昨季序盤の不安定な先発投手に近かった。それでもドジャースは、24歳右腕が本番の試合ではアウトを重ね、イニングを稼いでくれると信じ続けていた。
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30日(日本時間31日)のガーディアンズ戦、ウォームアップ曲「Bailalo Rocky」と共に登場した佐々木は、その期待に応えた。制球に苦しむ場面もあったが、五回途中まで投げ、4奪三振、2四球、4安打1失点とオープン戦よりはるかに前向きな内容だった。
「しっかりゾーンの中で勝負できたので、フォアボールも2つありましたけど、全体的には自分のボールで勝負できたので、それが良かったのかなと思います」
球速は最後まで落ちず、フォーシームは最速99.5マイル(約160キロ)、平均97.6マイル(約157キロ)を記録した。フォーシームでは空振りは多くなかったが(17スイングで2つ)、新球のカットボール(12スイングで4つ)と代名詞のスプリット(5スイングで3つ)が効果的だった。
最も前向きだったのは、崩れかけても最少失点で切り抜けたことだ。オープン戦では、先発した4試合すべてでイニングの途中で崩れて降板しており、ドジャースは再登板ルールを活用する場面も多かった。
「色々ピッチングコーチだったりからアドバイスをもらったので、一つこれってものはないですけど、いくつかフォーム的なところで修正できたので、それが良かったのかなと思います」
三回、ガーディアンズはビッグイニングの気配を見せた。佐々木は最初の7人中6人を打ち取ったが、三回先頭のオースティン・ヘッジスに二塁打を許し、2人後のスティーブン・クワンの二塁打で先制点を喫した。その後チェイス・デローターに四球を与えたが、ホセ・ラミレスを3球三振に仕留め、カイル・マンザルドを外野フライに打ち取ってピンチを切り抜けた。
オープン戦の登板で崩れた場面を思わせたが、この日は立て直すことができた。
佐々木は五回にもマウンドに上がったが、先頭のアンヘル・マルティネスに安打を許した場面で降板。タナー・スコットが後を受け、三塁に走者に生還を許さず、抑えた。
0-4で迎えた九回には2点を返したが、反撃は及ばず。ガーディアンズの先発メシックに6回5三振と封じ込まれた。大谷翔平は、初回先頭でレフトへのヒットを放ち4打数1安打。31日(日本時間4月1日)は今季初先発を予定している。
