負傷からの復帰を目指しているレッドソックスの看板選手、外野手のロマン・アンソニー(22)とエースのギャレット・クローシェ(26)の2人にとって、26日(日本時間27日)は前進の日となった。
アンソニーは12〜15スイングの素振りを行い、5月4日にデトロイトで右手首を捻挫して以来、最も大きな前進だった。先週、カンザスシティでもスイングを試みたが、違和感があったためすぐに中止した。
レッドソックスのチャド・トレーシー監督代行は「彼の状態はずっと良くなっている。スイングの開始時にはそれほど違和感を感じず、フォロースルーのような最後の段階で少し感じる程度だから、前向きな一歩だ」と語った。「次のステップは27日(同28日)に同じことを行い、スイングの量を増やすこと。彼の耐性に応じて運動量を増やしていくが、今日は正しい方向への一歩となった」と着実な回復に安堵した。
一方、クローシェはフェンウェイパークのメインマウンドで実戦形式の打撃練習に登板し、1イニングを想定して投球した。4月24日の先発登板後に左肩の炎症で15日間のILに入って以来、打者との対戦は初めてだった。
「また一歩前進だ」とクローシェは語った。「この項目をクリアできて良かった。ブルペンでの投球は(メカニクスの観点から)かなり悪かったため、『おい、自分はブルペンの男じゃないんだぞ』という感じだった。だから今日は上手くいった。だけど、打席に打者がいて、強度を少し上げても、自分の体の状態を保ちながら勝負でき、すべてが良好だと感じられる状況には間違いなく安心する」と復帰への手応えを明かした。
22勝30敗の成績でブレーブスとの3連戦の初戦となる26日(同27日)を迎えたレッドソックスにとって、クローシェとアンソニーの復帰が、目前とまではいかなくとも視野に入ってきた事実は、プラス材料だ。
「彼らはチームにとって重要な2人だ。両方の前向きなニュースを受け取れた今日は良い日だ」とトレーシー監督代行は語った。「だから、良いニュースを得て復帰に近づいている状態は、前向きな一歩だ」と続けた。
両選手にはまだクリアすべき項目がいくつか残っている。
アンソニーは、トス打撃、ティー打撃、打撃練習と段階を踏み、おそらく最終的にはマイナー戦でリハビリ出場へと向かうことになるだろう。
「まだその段階には達していない。時期尚早だ。おそらく(リハビリ出場という)その方向へ向かっている」とトレーシー監督代行は語った。「ここから少し先へ進めば、おそらくその点(マイナー戦出場)について話し合うことになるだろう。たとえ手首(のケガ)であっても、タイミングを合わせたり、いくつか球を見たりする感覚がより重要になる。だから、まだその話はしていない。復帰が近づくにつれて話し合う予定だが、以前よりも議論を重ねることになると考えている」と慎重に話し合いながら、実戦復帰の時期を判断する。
クローシェについても同様だ。離脱期間がもっと短くなると考えていた時には、リハビリ出場に難色を示していた。
「まだプロセスは始まったばかりで、ようやく状態を上げ始めたところだ」とクローシェは語った。「数日間ILに入っていた時には(リハビリ出場はしないと)言った。でも今は、1カ月? 1カ月以上経ったかな? だから、その段階に達した時にどうするか検討することになるだろう」とマイナー戦でのリハビリ登板を視野に入れた。
クローシェは現在5日間の調整プログラムを組んでおり、次回は31日(日本時間6月1日)に打者相手に登板し、2イニングに増やす予定だ。
その後は、リハビリ出場するか、あるいはおそらく実戦形式の打撃練習で投げることも考えられる。
レッドソックスは、クローシェが復帰する際に球数をどの程度まで投げられる強度に上げるか、明言していない。
例えば、ソニー・グレイ(36)は今月上旬にILから復帰して最初の先発登板で70球を投げ、続く2度の先発では78球、80球と増やした。グレイはいずれの3試合でも圧倒的な投球内容で17回を投げて自責点2に抑えた。
しかし、グレイは最短期間でILから復帰した。クローシェを復帰させるだけでなく、圧倒的な姿で復帰させるためには、さらに多くのステップを踏む必要がある。
26日(同27日)は確かな前進となった。
「身体的にも良い感覚を得ていたようだ」とトレーシー監督代行。「球速は90マイル台半ば(約152キロ前後)で推移しており、自身の投球の質にもかなり手応えを感じていたから、クローシェにとって良い日となった」と順調な段階を踏んでいるようだ。
