ブレーブスのスーパースター、ロナルド・アクーニャJr.(27)が、7月14日にブレーブス本拠地で行われるオールスター前夜に行われる「ホームランダービー」への参戦をESPN『スポーツセンター』で発表した。アクーニャのダービー出場は2022年以来2年ぶり3度目となる。
2023年にナ・リーグMVPに輝きながら、左膝前十字靭帯の断裂によりシーズン終盤の4カ月を欠場。両膝に手術歴があっても、いまだメジャー屈指の長距離打者であることを証明する絶好の機会となる。
アクーニャの魅力はその飛距離で、2018年のメジャーデビュー以降、450フィート(約137メートル)以上の特大弾を24本記録。これはポストシーズンも含めてMLB最多で、大谷翔平とアーロン・ジャッジの22本を上回る。
今季は5月23日に戦列復帰し、わずか104打数で9本塁打を放つなど好調。開幕から49試合を欠場したにもかかわらず、シーズン25本以上のペースで量産しており、驚異の回復力を見せている。
2023年にはシーズン41本塁打に加え、73盗塁を記録し、史上初の「40発&70盗塁」の偉業を達成するなど、走攻守すべてにおいて別格の存在だ。
今回のダービーは、2000年以来アトランタで開催されるオールスターウィークの目玉イベント。20世紀最後の地元開催ではチッパー・ジョーンズが2本塁打でファンを落胆させており、アクーニャにリベンジの期待がかかる。
2019年のホームランダービーに出場した際は、全方向に長打を放てる実力を見せつけ、1回戦でジョシュ・ベルを25本塁打で下すも、2回戦でピート・アロンソに20対19で惜敗した。2022年の再戦でも同じスコアで惜敗しており、三度目の正直での雪辱にも注目が集まる。
完全復活をかけた大舞台。地元の声援を力に変えて、アトランタの夜空にアクーニャが大きなアーチを描けるか。
