ロナルド・アクーニャJr.(28)は、ベネズエラ代表として3年前のワールドベースボールクラシック(WBC)への参加が、2023年のナ・リーグMVPシーズンに影響を与えたと考えている。
「(WBC参加はシーズンに)大きく役立ったと思う」とアクーニャJr.は語った。
「優れた打者や投手がいる。多くのスーパースターがプレーしている。前回のWBCは良い大会にならなかったが、今季は新しいWBCがある。だから興奮している」
ブレーブスがレッドソックスに15―8で勝利したオープン戦でアクーニャは一回に2盗塁。11得点を挙げた三回には満塁本塁打を放って興奮を高めた。
この試合はブレーブスの右翼手アクーニャJr.にとって、今週末にベネズエラ代表に合流する前の最後のオープン戦だった。2021年7月以来2度目となる膝の大手術からさらに1年が経過し、どのようなプレーをするのか、チームメートに期待を抱かせた。
「より普通の状態に戻っているよね」とブレーブスのエース、クリス・セール(36)はアクーニャJr.について語った。
「昨季は膝の手術明けで、ただベストを尽くすことを願っていた。今は明らかにそれを乗り越えたように見える。打球がスタンドに消えるのを見たり、走ったり、盗塁したりするのを見ているとね。つまり、それがアクーニャという選手であり、プレースタイルだ。1年を通してそのプレーを見るのが楽しみだ」
アクーニャJr.は2023年のWBCで18打数4安打、二塁打1本と本来の輝きを放てなかったかもしれない。しかし、大会への準備と3月に激しい環境でハイレベルな競争に直面する機会を得たことは、史上唯一となる40本塁打以上、70盗塁以上を記録したシーズンの好スタートを切るきっかけとなったようだ。
「野手がWBCでプレーするのは好ましい」とブレーブスのウォルト・ワイス監督(62)は語った。
「『あの環境以上に選手たちに準備を整えさせるものがあるだろうか』と思う。シーズンに向けた準備のプロセスを加速させると思う」
ブレーブスのチームメートが3年前に通常の春季キャンプの準備を進める中、アクーニャJr.はマイアミで3万5890人の熱狂的なファンの前でベネズエラがドミニカ共和国に勝利した興奮を味わった。翌日には同規模の観衆がプエルトリコへの勝利を目撃し、その後、準々決勝では再び満員の観衆の前でアメリカ代表に勝利しそうになるという興奮があった。
「ベネズエラと書かれたユニホームを着るたびに、とても誇りに思う」とアクーニャは語った。
「国のために特別なことをしたいし、チームメートと一緒に特別なことをしたい。みんなを誇らしい気持ちにさせたい」
アクーニャJr.、オジー・アルビーズ(29)、ジュリクソン・プロファー(33)、チャドウィック・トランプ(30)、ナチョ・アルバレスJr.(22)ら5人の野手が、それぞれのWBC代表チームに合流するため今週ブレーブスのキャンプを離れる。アルバレスJr.はメキシコ代表としてプレーする。プロファー、アルビーズ、トランプらは、殿堂入り選手であるオランダ代表のアンドリュー・ジョーンズ監督(48)が率いるチームでプレーする。
オランダ代表は3月6日(日本時間同7日午前2時)、マイアミでのプールD開幕戦でベネズエラ代表と対戦する。このプールの総当たり戦には、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグア代表も出場する。
「初戦でオジー、プロファー、トランプらと対戦することは、アクーニャが向上し、準備を整えるのに役立つと思う」とベネズエラ出身でブレーブスで長くコーチを務めるエディ・ペレスは語った。
「選手たちは毎日その話をしている。『俺たちが勝つ』などと話す声が聞こえてくる。聞いていると楽しい。これがアクーニャの準備とさらなる活躍へのモチベーションになっている。WBCやレギュラーシーズンでもアクーニャの役に立つだろう」
アクーニャJr.は3年前の初めてのWBC出場を終えた後、使命に燃えているように見えた。打率.337、41本塁打、73盗塁、OPS 1.012を記録した。盗塁を除いたとしても、アクーニャJr.のシーズンは信じられないほど特異だった。
・1969年の地区制導入以降、ア・リーグまたはナ・リーグの選手が40本塁打以上、打率.335以上を記録したのは18回ある。バリー・ボンズがこのうち4回を記録しており、コロラド・ロッキーズの選手が打者有利なクアーズフィールドの環境を生かして他に5回記録している。
アクーニャ、カルロス・デルガド(2000年)、アルバート・プホルス(2003年)、ブラディミル・ゲレーロ(2000年)、マイク・ピアザ(1997年)、ミゲル・カブレラ(2013年)、フランク・トーマス(1996年)、デレク・リー(2005年)、モー・ボーン(1998年)らが、このグループに入るその他の選手だ。25歳以下でこれを達成したのは、アクーニャ、ゲレーロ、プホルスのみだ。
・アクーニャの149得点は、2000年のジェフ・バグウェルの152得点に次いで、地区制導入以降で2位にランクしている。
・1969年以降で80長打以上を記録したシーズンにおいて、アクーニャの217安打は2番目に多い数字だった。ドン・マッティングリーは1986年に238安打、86長打を記録している。
アクーニャとブレーブスは、WBCでの経験が再び素晴らしい夏につながることを期待している。しかし、アトランタに再びワールドシリーズの優勝をもたらすことを目指す前に、28歳の外野手はベネズエラ代表のWBC優勝に貢献することに集中している。
「私たちはこのために生まれてきた」とアクーニャは語った。
「ドミニカ共和国は本当に良いチームだし、アメリカ代表もそうだ。しかし、ベネズエラ代表も本当に良いチームだ。だから、正しいやり方で試合に臨み、そこで何が起こるか見てみよう」
