ワールドベースボールクラシックでの約束、ベネズエラ優勝でアクーニャJr.がアルビーズの装いを一新

March 20th, 2026

ロナルド・アクーニャJr.(28)が、誇らしげな表情でブレーブスのキャンプ地に戻った。長年のチームメートであり、ワールドベースボールクラシック(WBC)では対戦相手だったオジー・アルビーズ(29)がベネズエラのユニホームを着用するのを心待ちにしている。

アルビーズは、膝のあたりまであるアクーニャJr.の白いWBCユニホームを身にまとい、クラブハウスを歩きながら「賭けに負けたんだよ」と笑顔で話した。

ベネズエラは3月6日、アルビーズが所属するオランダ代表に6−2で勝利し、ワールドベースボールクラシック(WBC)優勝への一歩を踏み出した。ブレーブスの2人は、敗れた方がキャンプに戻った際に勝った国のユニホームを着るという約束をしていた。

アクーニャJr.は「すごく興奮しているよ。WBCの前に、俺には勝てないと言っておいたんだ」と語った。

約3週間のキャンプ離脱を終え、アクーニャJr.が20日(日本時間21日)にチームへ合流した。17日夜(同18日)の決勝でアメリカ代表を3−2で倒し、ベネズエラの初優勝に貢献した際と同じ満面の笑みを浮かべてクラブハウスに入った。野球の盛んな南米の同国にとって、WBC制覇は初。母国に大きな喜びをもたらした英雄は、10月には本拠地アトランタでも同様の興奮を再現したいと考えている。

Ozzie Albies (left) wearing Ronald Acuña Jr.'s uniform

「ここは自分たちの街だ。みんなで再びこの街に優勝をもたらそう」とアクーニャJr.は語った。

アクーニャJr.は、ブレーブスが2021年のワールドシリーズを制覇する約4カ月前に右膝の前十字靱帯を断裂した。2022年はケガの影響が残ったが、2023年のWBCに出場した後、ナ・リーグMVPに輝いた。

今回も同じような展開になるだろうか。2024年シーズンの開幕2カ月で左膝の前十字靱帯を断裂したアクーニャJr.は、復帰した昨年こそ成績が安定しなかったが、今季はハイレベルなWBCでのプレーを通じて、シーズンに向けた準備を整える機会を得た。

アクーニャJr.は「前にも言ったように、200%健康だと感じている。痛みはもうない。チームが多くの試合に勝てるよう、常に全力でプレーしたい。アトランタに再び優勝をもたらそう」と語った。

ブレーブスのウォルト・ワイス監督(62)は、2月にキャンプが始まって以来、アクーニャJr.の状態に感銘を受けている。指揮官は、WBCの競争の激しさは出場選手にとって必ずプラスになると考える一人だ。

ワイス監督は「ロナルドのことを誇りに思う。素晴らしい大会を過ごした。ウィンターリーグでもMLBのシーズンでも、あるいはWBCでも、野球をプレーすることに抱いている喜びは、どんなときも見ていて明らかだ」と話した。

アクーニャJr.はWBC今大会で26打数7安打、打率.269、2本塁打、1二塁打、2盗塁を記録した。ケガからの回復途上だった昨年は16.1打数に1本のペースで本塁打(338打数21本塁打)を放っており、手術を受けた両膝で強大なパワーを維持していることを証明した。注目されるのは、歴史的な「40本塁打、70盗塁」を達成した2023年のように、走塁面で積極性を見せられるかどうかだ。

41本塁打、73盗塁を記録する前は、40本塁打を記録したシーズンで46盗塁を上回る選手はいなかった。また、30本塁打を記録したシーズンで52盗塁以上をマークした選手も過去にはいなかった。

アクーニャJr.が、大谷翔平(31)が成し遂げた「50本塁打、50盗塁」の2024年シーズンに並ぶことができると考えるのは楽観的すぎるかもしれない。しかし、WBCでの優勝は、特別な1年の始まりとなる可能性がある。

ワイス監督は「アクーニャJr.にとって、良い条件がそろいつつある。健康状態やWBCでの経験もそうだ。大会の前から言っていたが、肉体的にも精神的にも、そして感情面でも素晴らしい状態にある。アクーニャJr.を見守る誰にとっても、それは楽しみなことだ」と期待は大きい。