ロイヤルズの捕手ペレスがWBCベネズエラ代表主将に

November 24th, 2025

2023年ワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝進出まであと一歩に迫りながら、トレイ・ターナーの満塁弾で、夢を絶たれたベネズエラ代表。当時の躍進を支えたのが、ロイヤルズのベテラン捕手サルバドール・ペレスだった。23年大会でのペレスは打率.429、出塁率.467、長打率.929、1本塁打、4二塁打、6打点(うち5打点はプエルトリコ戦の9-6勝利で記録)という圧巻の成績を残し、オールWBCチームに選出された。

そして今回、ペレスは新たに主将に指名され、チームの顔として大会に臨む。

ペレスがWBCに出場するのはこれで4度目。23歳だった2013年大会から毎回出場しており、当時はまだMLBのオールスターに一度も選ばれていなかった。これまでWBC通算8試合に出場し、打率.346、出塁率.393、長打率.808、2本塁打、8打点という堂々たる数字を残している。

今年初め、ベネズエラ代表オマール・ロペス監督は、ペレスと(正式発表はまだだが)二塁手ホセ・アルトゥーベを来年の代表チームのリーダーとして挙げていた。ベネズエラは2009年大会の3位以来となるメダル獲得を目指す。

「今、サルバドール・ペレスとホセ・アルトゥーベは、グラウンド内外で代表チームを導く存在だ。私たちの強みは層の厚さであり、次回WBCでは非常に優れた投手陣を揃えることができる」とロペス監督は語る。

ペレスが主将とはいえ、ウィリアム&ウィルソンのコントレラス兄弟、ガブリエル・モレノ、フランシスコ・アルバレスなど、ロペス監督の手元には他にも国を背負って戦う実力を持った捕手が揃っている。ベネズエラ代表は3月6日、マイアミでのオランダ戦がWBCの初戦となる。