寝不足も問題なし、ドミニカ共和国代表アルカンタラ

12:54 AM UTC

話題になったレディー・ガガのこのミームを覚えているだろうか。

「寝る間もない。バス。クラブ。別のクラブ。また別のクラブ。飛行機。次の場所。寝る間もない」

これが、マーリンズのエースでドミニカ共和国代表のサンディ・アルカンタラ(30)の直近5日間を要約したものだ。

  • 1日:マーリンズのメジャーキャンプを離れ、ローンデポパークでの練習のために車でマイアミへ移動。
  • 2日:練習のため、マイアミからドミニカ共和国のサントドミンゴへ飛行機で移動。
  • 3日:姉妹の1人と数人の友人が観客席で見守る中、タイガースとのオープン戦に参加。
  • 4日:タイガースとのオープン戦に参加した後、サントドミンゴからマイアミへ飛行機で戻る。
  • 5日:オープン戦の先発登板に合わせて、車でジュピター(マーリンズのキャンプ地)へ移動。

アルカンタラは「昨夜の午前0時にここ(キャンプ地)へ着いた。生後11カ月の娘にベッドから蹴り出された。少しだけ休んだ。ここに来て、グラウンドに出て、ベストを尽くすだけだ」と語った。

「ハードで忙しい日程だ。ドミニカ共和国での時間は素晴らしかった。あちらではタイガースを相手に素晴らしい2試合を行った。第1戦は私たちが勝利した。信じられないほどのファン、多くの子どもたちがいた。私たちはその瞬間を楽しんでいた。さあ、これからは仕事の時間だ」

ワールドベースボールクラシック(WBC)に出場するドミニカ共和国代表のメンバー、30歳のアルカンタラは5日(日本時間6日)に行われたアストロズとのオープン戦で3回をパーフェクトに抑えた。

オープン戦3度目の先発となったアルカンタラは、ジェレミー・ペーニャ(28)とカルロス・コレア(31)を除くアストロズの「A」組のスタメンに対し、最初の打者9人を連続で打ち取った。9打者に費やした球数は、43球だった。初回にはホセ・アルトゥーベ(35)、14球の熱戦の末にアイザック・パレデス(27)らから三振を奪った。三回にも2三振を奪い、計4三振を記録して効率的な投球で登板を終えた。

アルカンタラは「準備を整える時期が来たと思う。オフシーズンからとてもハードに練習してきた。スプリングトレーニング最初の先発は良くなかったが、きょうはよかった。機会を与えてもらい、試合で健康を保てていることを神に感謝している。きょうはすべてが良い状態だった。スイーパーは素晴らしく、球速も出ていて、本来の状態に戻りつつある」と語った。

マーリンズのクレイトン・マッカラー監督(46)は「サンディ(アルカンタラ)は素晴らしかった。数日離れていたサンディにまた会えてうれしい。初回に球数を多く費やしたパレデスの打席を除けば、本当に素晴らしい3イニングだった。すべての球種でストライクを取れていた。きょうは変化球が良く、フォーシームを高めに投げ込んでいた。確実に3アウトを取り、きょうは球数も予定通り投げることができた。本当に信じられないほど効率的で非常に高い確率で実行できていた」と付け加えた。

5日の登板はアルカンタラにとってWBCに向けた調整の場となった。アルカンタラは、ローンデポパークで行われるプールDの最終戦となる11日のベネズエラ代表とのライバル対決に先発する。試合は米東部時間午後8時(日本時間12日午前9時)に開始される。

アルカンタラにとって、雪辱を果たす機会となる。2023年大会でドミニカ共和国代表がベネズエラ代表に5―1で敗れた試合に先発。3回2/3を投げて3失点していた。

5日のオープン戦登板と11日のWBCでの登板の間に、アルカンタラは6日の初戦に向けてマイアミでドミニカ共和国代表に合流し、ジュピター(マーリンズのキャンプ地)ではなくマイアミで先発間の調整を行う。距離が近いことは、アルカンタラ、マーリンズ、そしてドミニカ共和国代表チームにとって好都合だ。

前回アルカンタラに勝利したベネズエラ代表のメンバーだったアルトゥーベは「アルカンタラは素晴らしい投手だ」と語った。「サイ・ヤング賞受賞者らしい投球だった。昨季対戦した際、本人が望むようなシーズンではなかったにもかかわらず、本当に良い投球をしていた。アルカンタラのような選手は長く活躍し続けるだろう。球威があり、98マイル(約158キロ)の直球、チェンジアップ、カーブ、カットボール、スライダーを持っている。打つのは難しい」

「前回のWBCでも対戦したが、保証されているものは何もない。何が起こるか分からない。アルカンタラは本当に素晴らしいが、このチーム(ベネズエラ代表)にはロナルド・アクーニャJr.、ジャクソン・チョーリオ、マイケル・ガルシア、ウィルヤー・アブレイユら優れた打者がいる。スタメン全体が素晴らしい打者で溢れている。勝利したいが、アルカンタラが本当に素晴らしい投手であることは分かっている」

マーリンズはマイアミで開催されるWBCに多くの選手を送り出しており、アルカンタラとアグスティン・ラミレス捕手(24)がドミニカ共和国代表として、ナ・リーグのゴールドグラブ賞を受賞したユーティリティープレーヤーのハビエル・サノハ内野手(23)がベネズエラ代表として出場する。

マッカラー監督は「家族を連れて行く予定だ」と語った。「WBCの試合に行ったことは一度もない。数年前の前回大会をテレビで観戦し、どれほど興奮したか覚えている。現地に行ってあの対戦を観戦し、熱気を感じることができるのはとても興奮する。1人のファンとして観戦するのは楽しいだろうね」