エース右腕アルカンタラ、1230回2/3で球団最多イニング更新

August 9th, 2026

エンゼルス0−7マーリンズ】マイアミ/ローンデポパーク 8月8日(日本時間9日)

ドミニカ共和国・アスアで育った少年は、いつかメジャーリーグで投げることを夢見ていた。だが、その先に待っていたキャリアを、サンディ・アルカンタラ自身も想像していなかったかもしれない。

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マーリンズのサンディ・アルカンタラが8日(日本時間9日)、エンゼルス戦で7回3安打無失点、8奪三振と好投。チームを勝利に導くとともに、通算投球回を1230回2/3に伸ばし、リッキー・ノラスコを抜いて球団最多記録を更新した。

新記録を達成すると、球場からはスタンディングオベーション。アルカンタラは帽子を取ってファンに応えた。

「2018年にここに来て以来、このチームが与えてくれた機会にとても感謝している。5日ごとに投げ、エースとしてマウンドに上がり、サイ・ヤング賞も獲ることができた。チームメートと一緒にプレーできることを本当にうれしく思っている」

アルカンタラが今季、球団記録を更新するのはこれで3度目。6月には球団最多奪三振、7月には最多クオリティースタートの記録を塗り替えている。

クレイトン・マッカラー監督は「今年、彼の素晴らしいキャリアの記録を祝って乾杯するのは3、4回目になるね。球団の歴代記録を持つということは、安定感と長く活躍してきた証し。高いレベルで結果を出し続けなければ達成できない」と称えた。

2024年は右肘のトミー・ジョン手術でシーズンを全休したが、今季は完全復活。25試合で163回2/3を投げ、投球回とクオリティースタート(18)でメジャー最多となっている。

ゼイビア・エドワーズも「彼の仕事への取り組み方や、肘を負傷していた時の姿勢、復帰してからの投球を見るのは本当に楽しい。彼の後ろで守るのは最高だ」と語った。

次にアルカンタラが狙うのは、ノラスコが持つ球団最多197先発。現在194試合で、あと3試合に迫っている。

試合後、球団史に名を刻んだエースは、現地で見守った家族、そして天国の母へ思いを馳せた。

「家族が自分の大好きなスポーツをしている姿を見てくれるのは、何よりも特別なことさ。母はもうここにはいないけれど、僕が家族を支え、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいることをきっと喜んでくれていると思う」

次に狙うのは、あと「3」に迫ったノラスコ氏の「球団最多197先発」。周囲への感謝を力に変える30歳の右腕は、これからもマイアミの歴史を塗り替えていく。