元テニス少年のショーン・ギャンブルが、ロイヤルズから全体23位で指名を受けた。
ギャンブルはわずか14歳でアイオワ州デモインの自宅を離れ、フロリダのIMGアカデミーに進学した異色の経歴を持つ。
8歳の時にテニスキャンプでIMGアカデミーを訪れた際、野球プログラムを知り「次は野球で来る」と決意し、以降、毎夏キャンプに参加し、高校進学と同時に単身入寮した。
入学当初はホームシックになり、「昨日まで自分のベッドで寝ていたのに、翌日には家族も友達もいない2,000マイル離れた寮の小部屋で現実を突きつけられたけど、そのおかげで大人になれたし、自立できた。本当に感謝している」と振り返る。今では二塁手、中堅手としての守備力に加え、ゾーンコントロールと打撃センスを兼ね備えた選手に成長し、スカウトからはショートでの将来性を評価する声も上がっている。
USA代表U18キャンプやエリアコードゲームズでも実力を証明し、「毎日情熱を持って練習してきた。リーダーとしても成長できたし、誰からも信頼される選手になりたい」と語る。
非凡な守備範囲と走力、そして自信家な性格はカブスのピート・クロウ=アームストロングにも重なる。「スカウティングでオフの自分に80点をつけるなら?」と聞かれると、「トーク力かな」と笑う。打撃だけでなく、コミュニケーション能力でも周囲を引き込む存在だ。
「この競技が大好きなんだ。チームメイト、リーダーシップ、努力を積み重ねて成功を掴むプロセス。それが自分の人生にしたいこと。長く続けたい」と話す。
14歳で家族の元を離れたギャンブル。名門ヴァンダービルト大へコミットしているが、プロの世界でもその覚悟と向上心で確実に結果を残していきそうだ。
