カブス、右膝負傷の鈴木誠也の検査結果を待つ

March 16th, 2026

鈴木誠也(31)は、日本代表がワールドベースボールクラシック(WBC)で敗退したことを受け、15日(日本時間16日)にカブスへ合流するため帰路に就いた。鈴木がチームに戻り次第、球団スタッフが右膝のケガの程度を判断する。

15日午前の時点で、カブスのカウンセル監督は鈴木の状態についてほとんど情報を得ていなかった。WBC準々決勝のベネズエラ戦に5−8で敗れた際、盗塁を試みて負傷した。カウンセル監督は、球団が診察を行うまでは、ケガの状態や復帰時期についての推測を避けた。

「まずは本人に会う必要がある。こちらに向かう飛行機に乗っている」と指揮官は語った。

「誠也の状態を直接確認し、何が起きているか把握しなければならない。医師やトレーナーの診察を待ってから判断するのが最善だ」

14日のベネズエラ戦の一回、鈴木は四球で出塁。2死から二盗を試み、頭から滑り込んで一度はセーフの判定を受けたが、その後のリプレー検証でアウトに覆った。鈴木は直後に明らかな異変を感じている様子だった。

鈴木は慎重に立ち上がり、日本代表のトレーナーに付き添われてゆっくりとフィールドを後にした。カウンセル監督によると、マイアミでは精密検査は行われなかった。ローンデポパークでは「右膝の違和感」と発表されていた。

2023年のWBCを左脇腹を痛め欠場した鈴木にとって、今大会は待望の代表復帰だった。日本の主軸として4試合に出場し、9打数3安打、打率.333、2本塁打、5打点、6四球。2本の本塁打はいずれも1次ラウンドの韓国戦で勝利した際に放った。

鈴木がWBCで発揮した打撃と長打力は、25年にプレーオフ進出を果たし、今季はワールドシリーズ制覇を目標に掲げるカブスにおける重要性を物語っている。昨季の鈴木は32本塁打、31二塁打、103打点をマーク。プレーオフの8試合でも3本塁打、長打率.613を記録した。

球団が鈴木の開幕戦出場の可否を判断する一方で、外野陣には代わりの選択肢が用意されている。カウンセル監督は「外野は、おそらく今キャンプのチーム内で最も層が厚いポジションだ」と述べた。

鈴木は主に右翼手としての起用が見込まれるが、カイル・タッカー(29、現ドジャース)が在籍した昨季のようにDHとして出場する可能性もある。今季のDHは複数の選手で分担する見込みで、モイゼス・バエステロス(22)がその役割の多くを担う可能性がある。

左翼(イアン・ハップ)と中堅(クロウ・アームストロング)が固定されている一方でカブスには外野の全ポジションをこなせ、右翼の解決策となり得る選手が複数いる。筆頭は、今春のキャンプで外野に重点を置き、スーパーユーティリティーとしての役割を目指しているマット・ショウ(24)だ。

ショウのほか、マイケル・コンフォート(33)、ディラン・カールソン(27)、チャス・マコーミック(30)のベテラン3人が招待選手としてキャンプに参加している。鈴木の状況を問わず、控え選手として開幕メジャーを狙う立場にある。

カブスは今春、33歳のコンフォートと契約した。昨季はドジャースで苦しんだが、実績は豊富だ。カールソンはキャリア初期に有望な成績を残したが、近年は低迷している。マコーミックは23年にアストロズでOPSプラス130(100が平均)を記録したが、24、25年はケガの影響もあり精彩を欠いた。

40人枠には23歳のケビン・アルカンタラも入っている。MLBパイプラインのチーム内ランキングで4位の有望株だ。開幕ベンチ入りの可能性もあるが、控えに置くよりは傘下3Aアイオワでレギュラーとして出場させ、実戦経験を積ませる可能性がある。

カブスは鈴木のケガの詳細を待ちながら、これらの選択肢を検討する。

カウンセル監督は「選手が試合を退くのは見たくない。情報が不足しているため、今は診断結果を待つしかない」と語った。