カブスは鈴木誠也の離脱期間がそれほど長くならないと楽観視しているが、右膝の怪我からの復帰には時間がかかるため、開幕戦のラインナップには入らない見込みだ。
カブスのクレイグ・カウンセル監督は、鈴木がリグレーフィールドで行われるナショナルズとの開幕戦には間に合わないだろうと述べたが、負傷者リスト入りが必要かどうかについては最終決定を下していない。鈴木が負傷者リスト入りする可能性が高いとしても、チームは当面の間、その判断を保留することができる。
「見てほしい、彼がキャンプに戻ってきてから、良い日が続いている。開幕戦は無理だろう。開幕戦に出場できる状態にはならないだろう。開幕戦を過ぎたら、彼に少し時間を与えるのが賢明かどうか、決断を下さなければならない。その決断を下す時間はある。他のことはすべて順調に進んでいるが、準備期間が短すぎて、なかなか間に合わない状況だ」と、同監督は述べた。
鈴木は3月14日(日本時間15日)に行われたワールドベースボールクラシックの準々決勝、ベネズエラ戦の初回、盗塁を試みた際に右膝後十字靭帯を軽度に捻挫した。カブスに復帰後、軽い送球や打撃はできるようになったものの、ランニング練習にはまだ至っていない。
カウンセル監督は、鈴木がこの日、バッティングケージで通常の打撃練習を行う予定だと述べた。ランニング、ストップ&スタート、スライディングで膝の状態を確認することは、鈴木が復帰プログラムをさらに進める上で重要なステップとなる。監督は、復帰までの期間について「短期間で済むと予想している」と改めて強調した。
鈴木はカブスのラインナップにおいて重要な役割を担っており、昨季メジャーリーグでのキャリアにおいて間違いなく最高の打撃成績を残した。レギュラーシーズンで31本塁打、32二塁打、103打点を記録し、さらにプレーオフ8試合で3本塁打、長打率.613をマークした。
鈴木が開幕戦を欠場することを受け、カブスはベテラン外野手のマイケル・コンフォート選手に、今シーズン開幕時にメジャーリーグのロースター入りすることを伝えた。コンフォートは招待選手としてマイナー契約したが、開幕前に正式に40人枠とアクティブロースターに追加される予定だ。
コンフォートの他に、カブスには万能選手マット・ショーもおり、彼はスーパーユーティリティとしての役割を担う準備の一環として、今春はライトで多くの出場機会を得ている。ベンチ候補として、外野手のケビン・アルカンタラ、ディラン・カールソン(ロースター外)、チャス・マコーミック(ロースター外)もキャンプに参加している。
タイオンが見事な復活劇見せる
ベテラン右腕のジェイムソン・タイオンは、20日(同21日)のアスレチックス戦で4回無失点に抑えた後、五回にマックス・マンシーとローレンス・バトラーに本塁打を打たれた。しかし、6三振、7空振りを奪い、6種類の球種を披露し、合計78球を投げるなど、見事な投球内容だった。
これまでオープン戦では9回1/3で23失点を許していたタイオンにとっては、これは良い兆候だ。
「あれ(アスレチックス戦)は基本的にジェイムソン・タイオンらしい投球だった。ただ、いつもより少し早く疲れてしまったかな。暑さも影響したし、前回の登板のこともあり、今週はかなり練習量を増やした。だから、ある程度は予想していたことだ。…でも、球威は良かった。いつもよりキレがあって、切れ味も良かった。まさにジェイムソン・タイオンそのものだった」と、カウンセル監督は語った。
有望株ロハスがマイナーに降格
遊撃手の有望株ジェファーソン・ロハス(球団5位有望株)はこの日、マイナーキャンプへ送られた。スプリングトレーニングの19試合でロハスは4本塁打、4二塁打、11打点、OPS.877を記録した。
「ジェファーソンはまだ20歳だ。それが一番重要な点だ。彼はものすごい進歩を遂げた。20歳であんな風に打席に立ち、あれだけのダメージを与えられるなんて、見ていて楽しいよ」と、カウンセル監督は期待を寄せた。
注目すべき点
- 右腕のハビエル・アサドは、アスレチックス戦で2回1/3を投げた後、爪のトラブルのため降板した。カウンセル監督は、予防措置として降板させただけで、通常の投球ルーティンを続けると述べた。
- 有望株のBJ・マレーもこの日、マイナーキャンプへ送られた。
