大谷翔平、自己最多55号!ドジャース記録も更新

September 28th, 2025

マリナーズ1-6ドジャース】シアトル/T−モバイルパーク、9月28日(日本時間29日)

大谷翔平が、またひとつ歴史を塗り替えた。

敵地で行われたマリナーズとの今季のレギュラーシーズン最終戦。大谷は七回に今季55号となる本塁打を放ち、自身が昨年樹立したドジャースのシーズン本塁打記録(54本)を更新した。

マリナーズの左腕、ゲイブ・スピアーの0-2からの甘い速球を完璧に捉え、バックスクリーン左のスタンドに叩き込んだ。打球速度109.5マイル(約176キロ)、飛距離は412フィート(約125メートル)の一発だった。

大谷はドジャースでの通算本塁打数を109本に伸ばし、アレックス・ロドリゲス(レンジャーズ在籍時の2001~02年)と並び、「1球団で最初の2シーズンに放った本塁打数」歴代2位タイに浮上。1位はベーブ・ルースで、1920〜21年にヤンキースで記録した113本(エライアス・スポーツ・ビューロー調べ)。

ドジャースにとって「シーズン50本塁打」という数字は、かつて超えられない壁だった。2001年のショーン・グリーンの49本が長い間、球団記録として残っていたが、大谷は昨季、その壁を初めて突破し、今季、自らの記録をさらに更新した。

今季のナ・リーグ本塁打王争いでは、フィリーズのカイル・シュワーバーには1本及ばなかったが、大谷にはさらなる栄誉が待っている。自身3年連続、通算4度目となるMVPの受賞が有力視されている。

さらに、今季は投手としても本格復帰を果たし、1勝1敗、防御率2.87の安定した成績を残した。ワイルドカードシリーズの第3戦もしくはその次のラウンド(地区シリーズ)で起用される可能性もある。

ワイルドカードシリーズ第1戦は9月30日(日本時間の10月1日)に本拠地ドジャースタジアムで行われる。