フィリーズとの3連戦最終戦で先発予定だったドジャースの大谷翔平が22日(日本時間23日)、敵地で約2週間ぶりにブルペン入りし、約30球を投じた。左膝の違和感によりローテーションを外れているが、復帰へ向けて前向きな一歩となった。
大谷は全球種を交えながら約30球を投球。マーク・プライアー投手コーチによると、内容は登板間に行う通常のブルペンとほぼ同じだったという。
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「見た感じも良かったし、本人も『感触は良かった』と言っていた。あとは明日の状態を見て判断するだけだ。今夜は打者として試合に出場するし、また次に向けて準備を進めていく」とプライアー投手コーチは話した。
今回マウンドから投げられたことは明るい材料だが、先発復帰の時期は依然として未定。球団はブルペン後の回復具合を確認しながら、今後のスケジュールを決める方針だ。
デーブ・ロバーツ監督は当初、週末のメッツ戦でブルペン入りする予定だったことを明かしたが、大谷の状態が良かったことから予定を前倒しした。
「本人ほど自分の体を分かっている人はいない。マウンドに上がれる状態だと本人が判断したなら、私たちはそれを尊重する。無理に急がせるつもりはない」とロバーツ監督は語った。
大谷は6月11日(同12日)のパイレーツ戦で左膝に違和感を訴え、その後は打撃よりも投球時に痛みを感じる状態が続いていた。それでも前半戦は週1回の登板を続けていたが、7月10日(同11日)に予定されていた前半戦最後の先発を回避した。
球団はオールスター期間中に受けた関節潤滑剤「オルソビスク」の注射と数日間の休養で回復を期待していた。しかし、平地でのキャッチボールでも違和感が残ったため、復帰時期を定めずローテーションから外す判断を下した。
ロバーツ監督によると、注射後は膝の状態は改善しており、投球を休んでいる間もキャッチボールは継続してきたという。
「ブランクはまだそれほど長くないので、積み上げてきたものが大きく失われたとは思っていない。ただ、復帰初戦から100球投げさせることは考えていない」と指揮官は慎重な姿勢を示した。
今季の大谷は規定投球回には届いていないものの、8勝2敗、防御率1.79とメジャー屈指の成績を残している。一方で、膝に違和感を覚え始めて以降は24回2/3で14失点(自責12)と、やや本来の内容を発揮できていなかった。
球団は膝の影響が投球フォームにも及んでいたとみており、大谷自身も左膝への負担を減らすためフォームの調整を続けている。
プライアー投手コーチは「フォームが少し崩れ、それが投球にも影響していたと思う。ただ、本来のフォームに戻れば、球の質もコマンドもずっと良くなる。それが目指しているところだ」と話し、復調への期待を口にした。
