大谷翔平がMVP史を塗り替える5つの可能性

November 5th, 2025

ワールドシリーズの第7戦は劇的に終幕し、大谷翔平の所属するドジャースが連覇を達成。

シリーズ終了後には、注目のMVPをはじめとする各賞の発表が待っている。大谷は、フィリーズのカイル・シュワーバーとメッツのフアン・ソトとともにナ・リーグ最優秀選手(MVP)賞のファイナリストに選ばれた。

今季、大谷は打撃でOPS1.014、55本塁打を記録し、投手としても14試合で47回を投げ、防御率2.87、62三振をマーク。二刀流で圧倒的な成績を残した。

最終結果は、11月13日(木)の東時間の7時(日本時間14日午前9時)からMLBネットワークで生放送されるMVPアワードで発表される。

1)通算4度目のMVP

大谷はすでに3度のMVPを受賞しており(2021年・2023年AL、2024年NL)、4度目を獲得すれば、通算4回以上のMVPを持つ史上2人目の選手になる。唯一それを上回るのはバリー・ボンズ(7度)のみ。大谷はトラウトやプホルス、A・ロドリゲスらと並ぶ、現代最高峰の選手に仲間入りする。

2)3年連続MVP

3年連続でMVPを受賞したのはボンズ(2001~04年)ただ一人で、大谷が受賞すれば、史上2人目の快挙。直近で惜しくも3連覇を逃したのはアルバート・プホルス(2008・09年MVP、2010年は2位)で、もし達成すれば、現代野球における「トッププレイヤー」としての地位を不動のものにする。

3)連覇+MVPの同時達成

連続でMVPを獲り、さらにチームも2年連続で世界一は、ほぼ前例がなく、過去に達成したのはジョー・モーガン(1975~76年のレッズ)のみ。大谷がMVPを受賞すれば、そのモーガンに並ぶ。さらに大谷は今季NLCS(リーグ優勝決定シリーズ)MVPにも輝いており、もしMVPも取れば、1年でレギュラーシーズン+ポストシーズンのMVPを両方取る7人目の選手になる。ドジャースでは、1963年のサンディ・コーファックス以来の快挙になる。

4)ドジャースで2度目のMVP

ドジャースは過去13回のMVP受賞者を輩出していますが、複数回受賞はロイ・キャンパネラ(1951・53・55年)だけで、大谷が再び受賞すれば、キャンパネラに次ぐドジャースの複数回MVP受賞者となる。さらに、移籍後の最初の2シーズンで連続MVPを獲得するのは、ロジャー・マリス(1960・61年)以来の快挙となる。

5)二刀流で3度目のMVP

大谷はMLB史上唯一の二刀流MVPで、2025年も受賞すれば、投打両方で3度目のMVP受賞という前人未到の記録に。1993〜2020年の28年間で、投手がMVPを獲得したのはバーランダーとカーショーの2人だけ。

もし大谷翔平が2025年もMVPに輝けば、現代最高峰の選手としての地位を確立するだけでなく、MLB史上でも唯一無二のスーパースターとして歴史に名を刻むことになるだろう。