防御率0.97の大谷翔平、ジャイアンツ戦は投手専念へ

May 13th, 2026

大谷翔平(31)はマウンド上で快進撃を続けているが、打席では同様の結果を残せていない。

13日(日本時間14日午前11時10分)にドジャースタジアムで行われるジャイアンツ戦で大谷は3先発連続(5度目)で打席に立たない見込みだ。デーブ・ロバーツ監督(53)が明かした。大谷は14日(同15日)のシリーズ最終戦も先発メンバーから外れるが、重要な局面での代打としては待機する。

30投球回以上の先発投手を対象とした成績で、大谷はメジャー1位の防御率0.97を記録している。一方で打者としては本来の状態ではなく、12日(同13日)の試合前時点でOPS .767にとどまっている。

ロバーツ監督は「攻撃面での負担を少し軽減するのが得策ではないか、と考えている」と説明。「まだ決定ではない。今夜の結果に左右される部分もあるが、現時点では今後2日間は打席に立たせない方向に(方針が)傾いている」と述べた。

打撃で苦戦する一方で、投手としては圧巻の投球を継続している。5日(同6日)のアストロズ戦では、今季最多の7イニングを投げて8三振をマーク。今季初被弾となる2本のソロ本塁打を浴び、初めて自責点2以上を喫したが、安定感は際立っている。

大谷はマウンドで躍動しているが、ドジャースはその先発をチームの勝利につなげることができていない。今季、大谷が先発した試合でドジャースは2勝4敗。昨季からさかのぼると、直近18登板のうち13試合で敗戦を喫している。

昨季、右肘の2度目の大きな手術にともなう長期のリハビリを経て投手に復帰した大谷の登板は、7月から9月上旬まで続いたチーム全体の打撃不振と重なった。ドジャースは直近3週間も同様の状況にあり、12日(同13日)の試合前時点で、直近19試合のうち14試合で得点が4点以下に抑えられている。

大谷の登板時、ドジャースの1試合平均援護点は2.9点にとどまる。大谷と山本(4.3点)は、援護率がリーグ平均(4.6点)を下回っているの先発投手だ。

投手としての先発登板の半分で、大谷は慣れ親しんだ自らのバットによる援護の機会を得られていない。しかし、大谷が打席で試行錯誤を続けている現状、ドジャースは大谷に投球だけに専念させ、DHには別の打者の起用が賢明だと判断している。

チームは大谷のスイングの状態が向上すれば、本人の希望通り二刀流の全負荷を担えるようになると期待している。本来の打撃を取り戻すまで、チームは全体の質を向上させるため、投打の負荷を切り離して管理する方針に傾いている。

ロバーツ監督は「今回のケースでは、慣れているとはいえ投球に関する思考の負荷に加え、身体的な負担も考慮している。そのため、1日、あるいは2日間のリセット期間を設けて心身を整えさせることには、メリットしかないと考えている」と説明した。