【ドジャース3-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、4月8日(日本時間9日)
ワールドシリーズ第7戦で印象に残っているシーンは、試合終盤の攻防だろう。ミゲル・ロハスの同点本塁打、山本由伸の中0日登板、ウィル・スミスの勝ち越し本塁打、そして連覇を決めたムーキー・ベッツのダブルプレー。
しかしすべては、大谷翔平がマウンドに上がった場面から始まった。中3日での登板はメジャーキャリアで2度目。しかし、大谷はボー・ビシェットに3ランを浴び、2回1/3で降板した。最終的に勝利したが、デーブ・ロバーツ監督はこの試合が大谷にとって特別なモチベーションになるのではないかと語った。
「本人は認めないかもしれないが、選手というのは常に(闘志を燃やすための)何かしらの”燃料”を探している。前回のここでの登板は、決して納得のいくものではなかった。結果そのものを今さら悔やんでいるわけではないだろうが、それが今回の登板に向けた大きなモチベーションになっているはずだ」
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その言葉通り、大谷は力投した。制球にややばらつきがあったが、96球(60ストライク)で6イニングを投げきり、4安打、1四球、2三振、1失点(自責点0)に抑えた。しかしブルペンがリードを守れず、ドジャースは逆転負け。連勝は5でストップした。
「(自分の投球)出来は良くなかったですけど、責任イニング(5イニング以上)と球数はしっかり投げれたので、そこが唯一良かったのかなと思います」と大谷は振り返った。
大谷はドジャースの選手として、2016年の前田健太(現楽天)以来となるシーズン最初の2登板で6回以上かつ自責点0を記録。ナ・リーグで自責点が公式記録となって以降、開幕から3試合連続でこの条件を満たしたドジャースの投手は、1985年に4試合連続で達成したフェルナンド・バレンズエラのみである。
試合後には右肘にアイシングをした状態で報道陣の前に登場。「状態は悪くはないかなと。投げ心地が良くなかったので(アイシングをしている)。遠征の最後なので多少疲れはありますけど、その中でもそれなりに投げられたのが良かったなと思います」とコメントした。
この日の試合前時点で、大谷は連続出塁42試合と、先発投手として最長の連続無失点22回2/3という2つの連続記録を継続していた。無失点記録は途切れたが、連続出塁は継続した。
「前進はしてるかなとは思いますけど、毎年シーズンの最初はこんなものなのかなという、いつも通りなのかなという印象かなと思います」
初回先頭で四球を選び、連続出塁は43試合に伸びた。これは日本生まれの選手として、2009年のイチロー(当時マリナーズ)に並ぶ記録。またドジャースとしても近代(1900年以降)で6番目に長い記録となった。
マウンドでは最初の2イニングを無失点に抑えたが、三回にピンチを迎えた。ドールトン・バーショに四球を与えると、捕逸で二塁へ進み、ヘスス・サンチェスの適時二塁打で生還。これにより大谷の連続無失点は24回2/3で終了した。
ブルージェイズにチャンスを作られたものの、最小失点でゲームメークした。大谷は3-1とリードを守り降板。しかしその後、ブルージェイズは七回にジャック・ドライヤーから2点を奪って同点とし、八回にはベン・キャスパリアスから決勝点を挙げた。
