20日(日本時間21日)の夜、ペトコパークで投打の「二刀流ショー」が再び幕を開ける。
過去3度の先発マウンドでは投手に専念していた大谷翔平(31)だが、パドレス3連戦の最終戦では投打の同時出場が見込まれている。大谷は今季ここまで25回以上を投げたメジャー全投手の中でトップの成績となる防御率0.82でこの一戦に臨む。
大谷がパドレス戦で登板するのは、右肘の2度目の大手術にともなう約2年間のリハビリ期間を経てマウンド復帰を果たした、昨年6月16日以来。当時はメジャーレベルでの計画的なビルドアップの第一歩として、1イニングで1失点だった。
そのパドレス戦での復帰登板以降、大谷は球界で最も圧倒的な投手の1人であり続けている。この期間では、20試合に先発して90回を投げ、112三振を奪っており、35回以上を投げたメジャーの先発投手でトップとなる防御率1.80を記録している。
今回の大谷は、昨年6月にパドレスと対戦したときの姿とは大きく異なるだろう。当時は右肘手術からの復帰プロセス。まだ4度目の実戦登板に過ぎなかった。しかし、今の大谷はしっかりと地に足をつけ、サイ・ヤング賞の候補にふさわしい投球を演じている。
デーブ・ロバーツ監督(54)は、大谷が前回の先発登板で7回無失の好投後、「私たちはみんな、その変貌ぶりを目にしてきた」と語った。「彼は球界最高の投手になることを目指しており、今まさにそれを体現している。準備の段階からすさまじい集中力を見せているのが分かるし、先発する当日のマウンドでは、当然ながらそれをしっかりと実行に移している」と振り返った。
マウンド上で圧倒的なパフォーマンスを続ける一方で、打席においてはまだ本来の感覚を模索している状態だった。本人は、打撃で貢献できていないときほど「良い投球をしたい」というモチベーションがさらに高まると認めており、先週はリセットの機会を設けるため、2試合連続で打線から外れていた。
2試合連続でDHを外れたことは、大谷にとって良い効果をもたらしたようだ。2試合のリセット前の堅実な試合を含め、大谷は6試合連続安打を記録している。スタンドまで運んだ本塁打が1本とスタンドには届かなかったもののランニング本塁打となった1本。本塁打が出ない状態に終止符を打った。
大谷は今季、登板した試合での打撃成績は10打数1安打。打席での状態が上がり始め、大谷にしかできない投打の同時出場にその勢いを持ち込もうとしている。
