大谷翔平が登板復帰に向けて、次のステップに進んだ。ダイヤモンドバックスとの試合前、チェイス・フィールドのブルペンで行われたセッションで、初めて「アップ&ダウン投球(イニングをまたいだ登板を想定した投球)」を行なった。
「父親休暇」から復帰して以降、この3週間は主にブルペンでの調整をしていた。今回も内容はおおむね同じで、約35球を投げ、球種はストレート、ツーシーム、スプリットに限定されたと、ロバーツ監督が明かした。
「実戦同様に、イニングとイニングの間の休憩を想定して、数分のインターバル後にどう反応するかを見ることができる。この一歩は大きな意味を持つよ」とロバーツ監督は語った。
次のステップとなる、変化球を交えた投球や打者との対戦がいつ行われるのかは未定で、マウンドに復帰するには少なくとも数カ月はかかると予想されている。
大谷が最後にメジャーの試合で投げたのは右肘の内側側副靱帯を手術した2023年。昨年11月には左肩の関節唇手術も受けており、このオフシーズンは登板調整に専念できなかった。
今後、大谷が打者相手に投球するようになれば、登板復帰の時期も見えてくる。ドジャースとしては、試合に指名打者として出場しながら無理なく調整できるよう、シミュレーション形式の登板を重ねていく方針だ。
現在ドジャースは、ブレイク・スネルとタイラー・グラスノウが肩の故障で離脱しており、先発ローテーションは万全ではない。クレイトン・カーショウは日曜日に3Aオクラホマシティでリハビリ最終登板を予定しており、その後メジャー復帰する見込みだ。
このようなブルペン事情の中で、大谷の復帰が大きな助けになることは承知の上で、「焦らず万全の状態で戻すことが最優先」との姿勢を貫いている。
「気持ちを抑えるのは難しいけど、すごく計画的に進めている。彼の投球を見ると、今すぐ登板させたくなってしまうけど、我慢が必要だね」とロバーツ監督は語った。
