大谷翔平、今季は打者専念、投手復帰は来季へ

LA's two-way star hopes to use 2026 as a 'learning experience' in order to return to pitching next year

September 8th, 2026

大谷翔平(32)は投手としての今季中の復帰を正式に断念したわけではないが、2026年に再び登板する可能性は低いとみている。

MLBの最新ニュースを見逃さない!

「ほとんどの確率でそれ(今季中の投手復帰)はないと思うので、バッティング、オフェンスの方に集中したいなと今は思っています」と明かした。

大谷は約3週間ぶりにメディア対応。7日(日本時間8日)のレッズ戦で5試合ぶりにスタメン復帰し、3打数無安打、1四球、2三振だった。左膝と右上腕二頭筋の状態を整えるため、直前まで4試合を欠場していた。ドジャースは6-3で勝利した。

大谷、ドジャースともに打線の上位で打者として大きな役割を担う大谷の状態を悪化させることは避けたい。大谷はレギュラーシーズンの残り期間で打撃を立て直せるとみている。一方、再び状態を悪化させないため、投手としての調整は中断する。

「最低限バッティングの方でしっかり(試合に)出られるように、まずその(IL入りするなどの)危険を犯さないように投げない、という感じだとは思うのでトレーニングのメニューを含めてしっかり調整していけば十分に(打撃の)状態も上がるんじゃないかなと思います」

大谷は6月以降、複数の負傷を抱えてきた。左膝の痛みが長引き、7月3日(同4日)を最後に先発登板していない最大の要因となっている。右上腕二頭筋の問題は当初、打撃に影響し、その後は投手としての調整にも影響した。最後にスタメン出場した2日(同3日)は4打数無安打、4三振。試合中には苦しそうな様子もみられた。

投手として再び調整を進める時間は限られている。さらに、投球調整の強度を上げた時期とコンディションや打撃成績が低下した時期も重なっている。

8月8日(同9日)に投球練習を再開して以降、打撃成績は96打数19安打、打率.198、OPS.690、34三振。最後に投球(ブルペン入り)した8月28日(同29日)は、次回先発へ向けた最終段階とみられていたが、調整が後退した。

今季通算では30本塁打、OPS.902。投手としては14試合に先発し、防御率1.79を記録している。

デーブ・ロバーツ監督(54)は、投手としての調整を中断して打撃に専念することで、大谷が打席で本来の状態を取り戻す助けになると考えている。

「それも考えの一つだ。投球のことをいったん外し、打者として集中して状態を戻してほしい。ここ数週間、打席では本来の翔平ではなかった」とロバーツ監督は説明した。

大谷は投手としての調整を中断することで、コンディションの回復につながることを期待している。ドジャースはプレーオフで再び勝ち進み、ワールドシリーズ3連覇を目指す。大谷も万全に近い状態でポストシーズンを迎えたい考えだ。

「動いて、負荷をかければ、治るよりもそれがピッチングにもバッティングにも(影響する)。早く治すなら、何もしない、もう休むというのが一番いいと思いますけど、まだまだ試合も残っていますし、ポストシーズンもあるので、そこに集中したいという今の気持ちです」

スタメン復帰戦では無安打だったが、ドジャースは4試合を欠場する前と比べて大谷の体の状態が良くなっている点を前向きに捉えた。

「打席を見ても、特に心配するような点はなかった。4日間休んで、いい状態で戻ってこられた。それ自体がプラスだと思う」とロバーツ監督は評価した。

大谷の二刀流は2027年まで休止する。ただ、今季の経験を今後に生かし、再びシーズンを通して二刀流を続けられる状態を目指す。

「残念でもありますし、そこも含めて今年の1年間の反省点かなと思うので、それが来年につながってくれればいいんじゃないかなと思います」と大谷は前を向いた。