WS第7戦、大谷が「先発の可能性」

November 1st, 2025

ブルージェイズ1-3ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月31日(日本時間11月1日)

山本由伸(27)は最後まで投げなかったが、ワールドシリーズ(WS)は最終戦までもつれ込むこととなった。31日、ロジャース・センターで行われた第6戦。がけっぷちに立たされていたドジャースがブルージェイズに勝利し、すべてを懸けた第7戦に持ち込んだ。

すべてが懸かる最終決戦では、あらゆる選択肢がテーブルに上がる。ドジャースは試合開始から大胆な一手を打つ可能性もある。

第6戦の後、デーブ・ロバーツ監督は「全員が登板可能」と語り、あくまで未定としながらも、「大谷翔平が先発投手の可能性はある」と語った。二刀流のスーパースターは、第4戦で6回1/3を投げて4失点で敗戦投手となり、第7戦は中3日での登板となる。

第4戦の後、大谷はシリーズ後半での登板に備える意向を示していた。通常ならリリーフ登板が妥当だが、二刀流選手の場合は、先発と救援ではルールが異なる。大谷が先発として登板した場合は、その後もDHとして試合に残ることができるが、リリーフ登板した場合、登板を終えた時点でチームはDHを解除しなければいけない。

そのため、DHを失うリスクを抱えるリリーフとしての起用よりも、オープナー(先発)として起用する方が理にかなっている。主にイニングを稼ぐ役割はタイラー・グラスナウが担う見込みで、第6戦ではわずか3球でキャリア初のセーブを記録しており、十分な余力を残している。

さらにブレイク・スネルもある程度は登板可能とみられ、投手陣の陣容は整いつつある。第6戦の8、9回で計33球を投げた佐々木朗希(23)も、残り1試合という状況を考えれば、再登板の選択肢に入るだろう。

それよりも不安なのは打線だ。

第6戦では、今ポストシーズンで鉄板となりつつある、山本の好投と最小限の援護点、という組み合わせで勝利した。三回にウィル・スミスとムーキー・ベッツの連打で3点を挙げたが、それ以外のイニングではブルージェイズ投手陣を打ち崩す場面はほとんどなかった。

それでも、この3点で十分だった。WS連覇への望みをつないだ。