【レッズ7-4カブス】シンシナティ/グレートアメリカンボールパーク、9月19日(日本時間20日)
初回、2アウトをテンポよく奪うも、ミゲル・アンドゥハーに直球をレフトスタンドに運ばれ先制の10号ソロを献上。二回は四球でエリー・デラクルーズを歩かせるも牽制から挟殺に仕留め、打者3人で終えた。しかし波に乗れず、三、四回にもソロを浴びた。四回のスペンサー・スティアーの本塁打を見送った今永は腕を抱え、悔しそうな表情で首を傾げた。
「ホームランは自分の課題ですし、なるべく減らしたいと思っている。ここ2試合は打たれないような工夫はしながら投げてはいるんですけど、相手がそれを上回ってくるので、さらに自分が何か変化させる必要があると思います」と今永は振り返った。5回3失点を記録した前回登板でも、初回に2本塁打を浴びており、立ち上がりが課題になっている。
「自分の感覚に合う前に、調子が上がる前に相手に打たれてしまって、その後試合を作ることはできているんですけど、その後に修正できるのであれば、最初からやらないといけないなと思う」
また、ホームラン対策について聞かれた今永は「ストレートが本塁打にされている」と回答。「ストレートの割合を減らすか、しっかりと制球するか、その2つ(の選択肢)があると思うので、どちらがその試合に合っているかを確認する必要がある」と述べた。
カブス打線は四回までに、ダンズビー・スワンソンの23号ソロとマット・ショウの12号2ランを含む4得点で援護したが、今永はリードを守りきれなかった。
五回は四球で先頭のオースティン・ヘイズに出塁を許すと、一塁への牽制が逸れヘイズは二塁へ進み、続く打者の内野ゴロで1死三塁のピンチを招いた。続く打者は三振に打ち取ったが、2死からT.J.フリードルにタイムリーを浴び、4-4の同点とされた。
両チームの明暗を分けたのはブルペン陣だった。レッズは五回途中で先発のニック・ロドロが降板すると、4回1/3を4人で見事な完封リレー。一方で、カブスは今永の降板直後、六回のマウンドに上がったポーター・ホッジが2本塁打を含む3失点を喫した。
ナ・リーグのワイルドカード争いにいるレッズと、既に5年ぶりのポストシーズン進出を決めたカブスでは、モチベーションの違いは否めない。このカードは残り2戦。レッズはこの勢いのまま本拠地でのスイープ(4連勝)を狙う。