【カブス2-3xロッキーズ】デンバー/クアーズフィールド、6月10日(日本時間11日)
ここ最近、本塁打に苦しんでいた今永昇太にとって、クアーズフィールドは”天敵”とも言える環境だった。しかし、左腕はそれをものともせず、5回無失点で、今季でも屈指の登板を見せた。
「過去2年間、ブルペンで投げた経験があったので自分の球種がどのような動きをするかは頭にありました。試合でもしっかり数値を確認しながら投げていくことができました」とデンバーでの初先発を振り返った。
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しかし、カブスは今永の好投を勝利につなげることができなかった。
打者有利で知られるクアーズフィールドでも、カブス打線の不振は続き、終盤にはブルペンが踏ん張り切れなかった。九回、右腕ダニエル・パレンシアが代打スターリン・トンプソンにサヨナラタイムリーを浴びて敗戦。これで10カード連続で勝ち越しなしとなった。
今永は打線の不振について問われると、「打線がどれだけ打とうが、(逆に)例えば点を取れない日があったとしても、ピッチャーがやるべきことは相手打線を抑えて、ゼロに抑えることが仕事なので、打線は関係なくて。ピッチャー陣はしっかりゼロに抑えて、打撃陣が気持ちよく点が取りやすいような環境に置くことが大事です」とコメントした。
今永への唯一の援護点は四回に生まれた。ピート・クロウアームストロングが三塁打を放つと、続くモイゼス・バレステロスの一ゴロの間に、クロウアームストロングが生還し、1-0とリードした。
フィル・メイトンとケイレブ・シールバーがそのわずかなリードを保ったまま六回と七回を乗り切ったが、八回にリリーフのジェイコブ・ウェブがラムフィールドに勝ち越し2ランを浴びた。カブスは九回、イアン・ハップがソロを放って同点に追いついたものの、反撃はそこまでだった。
今永はこの日までの直近4先発で12本塁打を許していた。その期間は21回2/3で自責点26を喫し、最初の9登板で防御率2.32だったが同4.74まで膨らんでいた。
「今日は試合を作れましたけど、過去4回の登板ではチームが勝つチャンスを自分が壊してしまったので、今日の試合を機に今後も自分が投げる試合の日にチームが勝つチャンスが増えるような投球をしていくべきだと思っています」
この日の今永はフォーシームを多投し、使用率は61%(今季全体は41%)に達した。一方で、代名詞であるスプリットの使用率は22%(今季全体は35%)に下がった。スイーパーとカーブも織り交ぜながら、今永は空振りを18度奪い、合計で7つの三振を奪った。
「相手打線と自分のその日の調子の(良い)ボールを選択していって、キャッチャーとピッチングコーチと話し合っていくので、僕だけの意見ではないですけど、みんなで話し合って、そのプランになった。試合中にもそのままでいこうというのがあったので、たまたまそういう割合になっただけです」と配球について説明した。
ロッキーズは初回、安打と四球で好機を作ったが、今永はゾーンの下へ鋭く落ちるスプリットで三振を奪い切り抜けた。二回に四球を与え、四回には先頭打者に安打を許したが、いずれのピンチも切り抜けた。
