今永7回無失点も満足せず「もっともっと良くなれる」

July 19th, 2026

ツインズ1-10カブス】シカゴ/リグレーフィールド、7月19日(日本時間20日)

カブスの中堅手ピート・クロウ=アームストロングが、右中間深くへの打球に追いついた。リグレーフィールド名物の外野フェンスを覆うツタから葉が舞い散る中、今永昇太は腰に手を当ててマウンドに立っていた。

六回のその瞬間、今永は運に救われたと感じていた。

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「ピートが深いところでとった打球とかは、自分としては投げミスですし、キャッチャーはもう少し外すように、そしていいボールで勝負するように要求してましたけど、自分がバッターの打ちやすいところに投げてしまったので、そこがすごい反省点ですし、ピートのキャッチにも救われましたし、ああいうミスはやってはいけないことだなと思います」

見事な投球でチームの大勝に貢献しながらも、完璧を求める投手らしい反応を見せた。

今永は7回を無失点。1試合で7イニング以上を無失点に抑えたのは5月2日以来となった。カブス打線は最初の4イニングだけで10得点を挙げ、十分すぎる援護を与えたが、安定感を必要とする先発ローテーションにおいて、左腕は直近7先発で続く好調を維持した。

カブスでは複数の先発投手が復帰へ近づいており、ジェイムソン・タイヨンは20日(日本時間21日)に負傷者リストから復帰する予定で、エドワード・カブレラも8月中旬の復帰に向けて順調に進んでいる。それでも、チームは今季を通じて負傷者に悩まされてきた。8月3日(同8月4日)のトレード期限が迫る中、フロントが先発投手を探していることは周知の事実だ。

今永が登板する前には、球場の大きな赤い看板に「SHO TIME」の文字が輝く。残り2カ月もその言葉にふさわしい投球を続けられれば、カブスがより有利な位置でプレーオフに進むための大きな力となる。

「彼は良い投球を続けている。今日は5つの球種すべてを非常にうまく投げていたと思う。5球種の組み合わせが機能している時の彼は、本当に大きな存在だ。スプリットも、変化球も良く、速球も高めに決まっていた。シンカーも何球か投げていた。本当に良い仕事をしたと思う」と三塁手アレックス・ブレグマンは語った。

今永はこの日6安打を許したものの、4奪三振、1四球で要所を抑え、走者を背負った場面ではツインズ打線を10打数1安打に封じた。六回にはクロウ=アームストロングの好捕によって2人の走者を残塁させ、イニングを終えた。

カブスのクレイグ・カウンセル監督は「彼はひたすら攻め続けていた」と話した。

それはここ数週間、今永に見られている傾向でもある。

ツインズ戦を含む直近7先発、39イニングで、今永は防御率2.31、35奪三振、9四球、5被本塁打を記録している。これはシーズン最初の9登板で残した成績と似ており、その期間は54回1/3を投げ、防御率2.32、59奪三振、13四球、5被本塁打だった。

一方、その二つの期間に挟まれた4先発では苦しんだ。5月18日から6月4日までの21回2/3で12本塁打を浴び、防御率10.80を記録した。

その不振を脱して以降、何が変わったのだろうか。

「失点を最小限に抑えるという点で、非常に良い仕事をしている。それは重要なことだ。昇太の球種構成を考えれば、本塁打を浴びることはある。ただし、どの場面で、どのように打たれるかも考えなければならない。彼はその点をうまく管理している」とカウンセル監督は評価した。

細かなデータを見ると、今永は最近の好調な期間に球種の使い方も調整していることが分かる。

ツインズ戦では、代名詞のスプリットを36%の割合で投じた。これは今永にとって通常の範囲内だが、2試合連続でスプリットを最も多く投じたのは今季2度目だった。一方、6月10日以降、フォーシームの使用率はほぼ登板ごとに低下している。同日は61.1%まで急上昇したが、その後は着実に下がり、7月10日は23.5%、この日は28%と30%未満になった。また、シンカーをまったく投げなかった時期が3先発続いた後、数試合前から以前より明らかに低い割合ではあるが再び使用している。

Shota Imanaga's 2026 pitch usage

「今はこうやってある程度、自分の良いデータ、悪いデータを出してもらえるので、それをしっかりと照らし合わせながら、悪いところも改善しながら、良いところはさらに伸ばしながらっていうところをコーチと話し合ってやった結果だんだん良くなっている。まだ自分は完成系じゃないと思いますし、もっともっと良くなれる自信はあります」と今永は探究心を語った。