【一問一答】今永昇太、開幕戦後の会見より「ミッションはふたつ」

March 18th, 2025

カブスの今永昇太(31)はドジャースとの開幕戦に先発。4回無安打無失点、無四球、2三振、69球を投げた。試合はドジャースが4-1で勝利した。今永の試合後に行われた会見での主な質疑応答は以下より。

――投球を振り返ってみて、どうか

 「いつもは失点を計算しながら上がるんですけど、きょうの登板に関しては無失点をかなりフォーカス(集中)していたので、球数を使いながら何とか無失点で抑えられたらいいな、と思って投げていました」

――無失点にフォーカスした理由、二回に走者を出してから意識したことは

「(投げ合う相手が)山本投手相手なので、1点を(先に)取られると彼はすごく波に乗る。彼は自分のチーム鼓舞できる投手なので点を与えるということは相手に流れがいく。そこは意識して、2回走者を出したけど、こんなうまくいくはずがないということを頭に入れていたのであの回はたまたまですけど無失点でうまく切り抜けられてよかった」

――大谷との対決

「鋭いスイングでしたし、1番打者として、彼のような打者がいるのはものすごく自分にとってはタフ(困難なこと)だと思います」

――東京シリーズ、日本の選手としてどのように代表できたか

「まずは僕にとってのミッションはふたつ。まずはいいゲームをすること、もう一つはこの試合にチームが勝利すること。一つのいいゲームをするということはできたと思うんですけど、もう一つの試合に勝つことはできなかったので、これはアメリカに持ち帰ってチャレンジしたい」

――四回1死一塁でのマンシーの四球、ピンチを迎えた後はどんな思考だったのか

「四球は出さないように気を付けているけど、昨年からそれは意識している。いつか試合をやっているときに四球を出さないことが目的になってしまっていたので、結果的にマンシー選手に四球を出してしまいましたけど、おそらく勝負していたら打たれていたかもしれない。そういうマインドでもあった。彼と勝負せず次(の打者)から頑張ればいいじゃないかって、そういうマインドの切り替えをしました」

――今回の学びと次回以降につなげたいこと

「きょうの直球に関してはものすごく自分の中で手応えがありましたし、これくらいの真っすぐ(の球質)を最低ラインで保っていればいつでも自信もって投げられるということは勉強になった。アメリカの環境は(地域によって)湿気があったり、乾燥していたり、球が飛んだり、いろんな環境がありますけど、いつでもきょうのような最低ラインの真っすぐは投げたいと思います」