昨年、アスレチックスと日本国外で初のプロ契約を結んだ後、通訳を伴って記者団とZoomで会見を行った森井翔太郎は、将来は一人でインタビューを受けられるようになるまで英語力を向上させると誓った。
22日(日本時間23日)、森井はブルワーズとのスプリングブレークアウト(有望株チーム同士のエキシビション)に出場するため、ホホカムスタジアムに姿を現した。試合前の記者会見の時間になると、19歳の森井はすべてのインタビューを一人で行い、すべての質問に英語で答えることを希望した。(以下のコメントは、森井の英語を日本語訳し直したもの)
「英語を学ぶのは本当に大変だ。でも、私にとって大切なことだから、たくさん学んだ」と森井は語った。
日本人アマチュア選手としては史上最高額の契約金で海外リーグと契約を結び、また二刀流として大きな注目を集めている森井(アスレチックスの13位有望株)は、アメリカのメディアから寄せられる特別な注目を認識している。そのため、英語で自分の考えをきちんと伝えられるよう準備したいと考えている。
「英語を学ぶことは、グラウンド内外で本当に重要だ。私は野球をするだけでなく、ここで生活している。だから、ここでより快適に暮らすためには、英語力を向上させる必要がある」
森井は東京都の桐朋中学校・高等学校に通いながら、授業で英語を学んでいた。ここ1年ほどは、ChatGPTを新しい単語を学ぶためのツールとして活用している。
「ChatGPTは私の一番の友達だ。英語の練習をしたいと伝えるだけで、いくつか質問をしてくれて、それに答えさせてくれる。英語を学ぶのに最高の方法だ」と森井は笑いながら言う。
言葉の壁は、森井が昨年、アリゾナでの新しい生活に順応する中で直面したいくつかの課題の一つだった。森井はルーキーリーグ級のアリゾナコンプレックスリーグ(ACL)で43試合に出場し、打率.258、3本塁打、8二塁打、27打点を記録した。
アリゾナの食文化は日本とは少し異なるが、森井はメキシコ料理、特にタコスがすっかり気に入ったという。しかし、気候の違いは少々厄介だったそうだ。
「ものすごく暑かった。でも、素晴らしい経験だった」
森井はプロ1年目はほとんど打者に専念し、投手としてはアリゾナコンプレックスリーグ終了後のブリッジリーグで数登板しただけだった。アスレチックスは森井の打撃が投球よりも成熟していると見ている。そして森井は、この日のスプリングブレークアウトでも最初の打席でタイムリー、三回にもライト線へ打球初速106.6(約171キロ)の三塁打を放ち、2打数2安打を記録した。
「今のところ、打撃の方が上達していると思う。昨年は主に遊撃手、指名打者、そして二塁も守った。投手も少しやったが、打撃に比べると経験不足だ」
森井が本格的な二刀流を経験するのは今季からだ。アスレチックスは、森井を1Aストックトンに送り、そこで森井は週3日守備につき、週1回(土曜日か日曜日)登板し、登板予定日の前日はDHとして出場する見込みだ。また、右腕への負担を軽減するため、遊撃手から二塁手にコンバートされる予定だ。
「彼は本当に二刀流をやりたがっていて、チームとしてもそうすると約束したんだ。腕はいい。少し荒削りなところはあるが、高校生の腕としては予想通りだ。球速は94マイル前後(約151キロ)だが、実際は92~93マイルで、高校生らしい変化球も少しある。制球力もある。マウンド上ではまだ長い道のりだが、能力は十分だ。野手とピッチャーを両立させるのは本当に難しいだろうけど、ストックトンではぜひ挑戦してみるつもりだ」と、アスレチックスの選手育成ディレクター、エド・スプラーグ氏は語った。
ACLから1Aへのステップアップは相当なものになるだろう。2028年までにメジャーリーグ昇格を目指す森井はそれを理解しており、今オフシーズンは故郷の日本で、より多くのトレーニング量に対応できるよう体を鍛えてきた。
「私の目標は、健康を維持して全試合に出場することだ。年間を通してプレーすることが最大の目標だ。毎日しっかり準備することが何よりも大切。野球に関しては、すべてに慣れていくと思う。だから、健康を維持することが僕にとって一番重要なポイントだ」と森井は語った。
