今季36勝50敗でナ・リーグ東地区最下位に沈むメッツは、すでに2026年に向けて動きを始めており、カルロス・メンドーサ監督の解任を含む人事変更を行った。
しかし、野球運営部門の責任者であるデビッド・スターンズ編成本部長が次の“更迭対象”になることはないという。
球団オーナーのスティーブ・コーエン氏は、ジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者が司会を務めるポッドキャスト「The Show」に出演し、スターンズ本部長の立場は安全だと明言した。ニューヨーク・ポストによると、コーエンはスターンズが5年契約の残り期間を「全うする」と語っている。
「デビッドは内省的で、柔軟性もある。必要な変化は見極めていくが、それはデビッドの問題ではない」
一方、ブルージェイズとのシリーズのためトロントに滞在していたスターンズ本部長は、コーエン球団オーナーの発言についてコメントを控えた。
今季のメッツは、昨オフに大幅な補強とロースター再編を行い、1年前にスーパースターのフアン・ソトを獲得した流れをさらに強化しようとしたが期待通りの結果は残せていない。さらに主砲ピート・アロンソはFAでオリオールズへ移籍し、長年チームを支えたブランドン・ニモ(レンジャーズ)やジェフ・マクニール(アスレチックス)もトレードで放出された。
その補強の結果として、メッツはボー・ビシェットと契約し、フレディ・ペラルタ、ルイス・ロバートJr.、マーカス・セミエンをトレードで獲得。さらに一塁の補強としてホルヘ・ポランコも加えた。しかし負傷者の続出と全体的な不振により、これら一連の補強策には厳しい目が向けられている。
それでも、ブルワーズで成功を収めた後にメッツに加わったスターンズ氏は、メッツで勝てるチームを作るため、今後もロースターを調整し続ける時間は与えられていると見られる。
コーエンオーナーはこう語った。
「まだ契約から2年半しか経っていない。みんな忘れているが、2024年の評価はどうなるんだ。あれはカウントされないのか?われわれはあと一歩でワールドシリーズに届くところまで行った。それもまだ2年前のことだ」
さらにこう続けた。
「結果は良し悪しが入り混じっている。絶好調とは言えないが、評価を下すにはまだ早い。そして私は強く思っているのだが、“燃やしては作り直す(burn and churn)”ようなやり方は最悪だ。そういうことを繰り返していれば、いずれ(選手たちは)誰も(チームに)来たがらなくなる。短期的な視点ばかりの組織に、自分のキャリアを預けたいと思う人がいるだろうか。(スターンズ氏とは)5年契約を結んでいる。その契約は最後までしっかりやり切るつもりだ」
