パドレスは今夜からペトコ・パークで3連戦、宿敵ドジャースを迎え撃つ。
ナ・リーグ西地区の首位争いにおいて重要な一戦で、見逃せないドラマが詰まっている。ライバル対決を彩る6つの注目ポイントを紹介する。
1. 10月の再戦
パドレスには「やり残した仕事」がある。
昨年10月、地区シリーズ(NLDS)で痛恨の敗退を喫した痛みは決して忘れてはいない。
NLDSでの24イニング無得点が響き、ワールドシリーズの夢は潰えた。敵将のデーブ・ロバーツ監督さえ「あれが実質的なワールドシリーズだった」と語った因縁の再戦だ。
マイク・シルト監督は開幕前に「あの痛みは消えないが、われわれならできると信じて戦おう。それが未完の宿題だ」と語った。
2. 火花バチバチのライバル関係
NLDS第2戦で、マニー・マチャドとドジャース投手のジャック・フラハティの間で小競り合いが発生し、マチャドがドジャースのダグアウトにボールを投げる騒動に発展。翌日、ロバーツ監督が「不穏な行為」と指摘し、論争が再燃。しかしマチャドは「過去のこと」と流し、シルド監督も問題視しなかった。
ポストシーズン後にはロバーツ監督が「ちょっとした陽動作戦でもあった」と認めるなど、当事者間ではすでに過去の出来事として片付けられている様子だ。マチャド自身は「過去は過去。シーズンに集中して勝ちたい」と話しており、本当にこの因縁が水に流れたのか、再戦の舞台で確かめられることになる。
3. タティス&メリルの奮起に期待
フェルナンド・タティスとジャクソン・メリルは、これまでのドジャース戦で活躍してきたが、現在は両選手とも打撃不振で、タティスは5月以降、OPS(出塁率と長打率の合計)が200ポイント以上も低下し、1カ月以上にわたるスランプに陥っている。一方、メリルもキャリア初の不調の波を経験している。
ドジャースとのライバル対決は、両者が調子を取り戻しブレイクする絶好のチャンスとなるだろう。
4. ライバル登場のニック・ピベッタに期待
パドレスはオフに佐々木朗希の獲得に失敗。その佐々木は現在、右肩の負傷で離脱中で、パドレス打線が佐々木と対戦するのはしばらく先になりそうだ。
パドレスは佐々木の代わりに獲得したニック・ピベッタを第1戦の先発に起用予定。ピベッタはここまで12試合に登板し、6勝2敗で防御率3.16と期待以上の活躍をしている。強力ドジャース相手にどんな投球をするのか注目だ。
5. ディラン・シーズ、復調なるか?
前回ドジャース戦では、キャリア初の中3日での登板。打者10人との対戦で3失点し、早々と降板。さらにパドレスはホームでのNLDS第4戦を落としている。
今季は13試合の先発で防御率4.72と苦戦している。マイケル・キングとダルビッシュ有が負傷者リストに入り、パドレスはエース級の投球を求めている。ドジャースとの先発が控えている今こそ、復調が期待される。
6. NL西地区の熱い戦い
では、ここからが最重要な本題だ。
ナ・リーグ西地区の首位争いで、2位パドレスと首位ドジャースのゲーム差はわずか「1」。
これからの10試合のうち7試合は両チームの直接対決となり、その間にパドレスはダイヤモンドバックスと3試合、ドジャースはジャイアンツと3試合を戦う。この10試合は地区優勝争いだけでなく、プレーオフ進出を左右する非常に重要な期間となる。
そして、その第一歩が今夜始まる。
「先週はこのシリーズに向けた準備の1週間だった。ジャイアンツとのシリーズは激戦だった。そして次はドジャースとさらに厳しい戦いが待っている。毎シリーズ、戦いはどんどん激しくなっている。相手の顔は分かっている。そのために今週しっかりと準備してきた」とマチャド。
地区優勝を狙う両チームにとって、まさに正念場の10日間となる。
