米国代表の投手陣に18日(日本時間19日)、大きな才能が入った。タリック・スクーバル、メイソン・ミラー、そしてデビッド・ベッドナーの3人が、2026年のワールドベースボールクラシックに出場する予定であることが明らかになった。
スクーバル、ミラー、ベッドナーの3人はこのニュースを発表し、スターぞろいの米国代表への参加を表明した。
米国代表は、来たる第6回ワールドベースボールクラシックの先発ローテーションに2025年の両リーグサイ・ヤング賞受賞者、スクーバルとポール・スキーンズの両者を擁する。
タイガースのエース左腕、スクーバルはア・リーグで2年連続のサイ・ヤング賞に輝いている。すでに代表入りを表明したスキーンズは、パイレーツでナ・リーグのサイ・ヤング賞を初受賞したばかりだ。
これに加え、メジャー屈指の圧倒的な球威を誇る救援投手、パドレスのミラーや、ベッドナー(2025年はパイレーツとヤンキースで防御率2.30、27セーブ)がリリーフ陣に加わる。ワールドベースボールクラシックの王座奪還を狙う米国代表は、極めて強力な投手陣を構築しつつある。
スクーバルは2024年に18勝4敗、防御率2.39、228三振を記録した後、2025年には13勝6敗、防御率2.21、241三振という成績を残した。
ミラーは2025年、60試合の救援登板で防御率2.63を記録し、61回2/3を投げて104三振をマークした。直球の平均球速は101.2マイル(約162.9キロ)に達し、1回の投球で104マイル(約167.4キロ)の大台を突破したメジャー唯一の投手だった。
ベッドナーは2025年のトレード期限にパイレーツから移籍して以降、ヤンキースの屋台骨を支える存在となった。チームのクローザーとして登板した5試合のポストシーズンでは、1勝1敗、2セーブ、防御率1.50という成績だった。
2026年の米国代表は打線も豪華だ。主将のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カル・ローリー(マリナーズ)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)らのスーパースターたちが名を連ねている。
米国は2017年のワールドベースボールクラシックで優勝したが、前回の2023年大会では日本に敗れ準優勝に終わった。
米国代表の2026年ワールドベースボールクラシック初戦は、3月6日(日本時間7日)からヒューストンのダイキン・パークで行われるプールBのブラジル戦だ。
