エース左腕、タリック・スクーバルが、15日(日本時間16日)にブルペンでいつもの調整登板をこなすと、チームには安堵が広がった。
スクーバルは12日のマーリンズ戦で左脇腹の張りのために途中降板していたが、影響がなければ、地区優勝がかかった大事なガーディアンズとの3連戦の最終戦に先発予定だ。
スクーバル本人も前向きで、「次に向けてやるだけだよ」とさらりと応じた。
先週の検査結果は問題なし。しかし、チームとしては万全を期すためにブルペンでの投球をチェックしておきたかったようだ。
当の本人は、「試合中はちょっと不安だったけれど、クールダウンしてトレーナーとチェックしたら、『あ、大丈夫だな』って感じだったよ」と語る。
ブルペン調整ではいつもよりも強度を上げ、自分でも状態をしっかり確認したとのこと。
「いつもよりもちょっとハードに投げた。自分自身も納得したかったし、チームにも大丈夫だって思ってもらいたかったからね。何の違和感もなかったし、OKだったよ」
スクーバルは今季、ガーディアンズ戦で16イニング無失点、23三振、無四球と圧倒的な数字を残している。5月の対戦では2安打完封で13三振、しかも最後の球はなんと102.6マイル(約165キロ)のフォーシーム。これは球団最速、MLBの先発投手でもトップの数字をマークした。
今季、スクーバルは、13試合で7イニング以上投げているが、そのうち2試合はガーディアンズ戦と得意にしている。
「このシリーズ、楽しみだね。いいチームだから毎回いい勝負になるし、見ごたえがあると思うよ。できればスイープしたいね。たぶんそれで優勝が決まるんじゃないかな」