スクーバル、ドジャース初登板は6回2失点 ブーイングにも「プレーオフのような熱気だった」

4:06 AM UTC

ドジャース1−5カブス】シカゴ/リグレーフィールド 8月4日(日本時間5日)

ドジャースのタリク・スクーバルが4日(日本時間5日)、敵地で行われたカブス戦に先発し、新天地でのデビュー戦を迎えた。トレード期限直前にタイガースから移籍した左腕は、敵地リグレー・フィールドの大歓声とブーイングが入り混じる独特の雰囲気の中、6回4安打2失点、6奪三振の粘投。しかし打線の援護に恵まれず、チームは敗戦し、今季ワーストの5連敗を喫した。

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トレード市場の目玉、敵地リグレーで大ブーイング

スクーバルがマウンドに上がる前から、リグレーフィールドには大きなブーイングが響いていた。

今夏のトレード市場で最大の注目を集めたスクーバルには、多くの球団が関心を寄せ、カブスも獲得候補の一つだった。しかし、最終的に手を挙げたのは、ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャース。試合前にビジター側ブルペンでウォーミングアップを始めた時からカブスファンの反応は激しく、スタメン発表、そしてドジャースのロードユニホーム姿でマウンドに立った瞬間には、球場全体が大きな歓声とブーイングに包まれた。

それでもスクーバルは冷静だった。

「勝負しに来ている以上、それ以外は期待していない。こういう環境では何度も投げてきた。ポストシーズンで本拠地のマウンドに立ったことはまだないけど、これまでにも素晴らしい雰囲気の中で投げてきた。その中でもきょうは、プレーオフの登板と同じくらいの雰囲気だったと思う」と敵地の雰囲気について語った。

スクーバルは初回、先頭のピート・クロウ=アームストロングを99.1マイル(約159.5キロ)のシンカーで見逃し三振に仕留めるなど、6者連続アウトと上々の立ち上がりを見せた。

しかし三回、先頭のダンズビー・スワンソンにソロ本塁打を浴びて先制点を献上。さらにクロウ=アームストロングに安打、鈴木誠也にこの日最初の四球を与えたものの、後続を抑えて追加点は許さなかった。

四、五回は三者凡退に封じたが、六回に再びピンチを迎える。鈴木にこの日2つ目の四球を与え、アレックス・ブレグマンには右翼カイル・タッカーのグラブを越える二塁打を浴び、一死二、三塁。トミー・エドマンとベン・ロートベットが本塁を狙った鈴木を刺して二死としたが、続くニコ・ホーナーの高く弾んだ内野ゴロの間にブレグマンが生還し、勝ち越しを許した。

カブスのクレイグ・カウンセル監督は「彼のような一流投手を相手にする時は、狙い球を絞るしかない。スワンソンはそれを見事に実践した。得点機を作ることもできたし、こういう投手を攻略するには、それしか方法はない」と振り返った。

スクーバルは六回最後の打者タイロン・テイラーを左飛に打ち取り、この回で降板。デーブ・ロバーツ監督は、ピンチを切り抜けた直後だったこともあり、無理に続投させる必要はないと判断した。

ロバーツ監督は六回でスクーバルを降板させた判断について、「今の状況では、慎重な判断を優先したかった。彼にはこの先もまだチームに貢献してもらわなければならない。もちろん、今後はもっと長いイニングを任せるつもりだが、きょうはそのタイミングではなかった」と説明した。

スクーバルの後を受けたアレックス・ベシア、エバン・フィリップス、エドウィン・ディアスが終盤2イニングで3失点で、ドジャースは敗戦。オールスター後は最初の4カードを勝ち越したものの、レッドソックスに3連敗で続くカブス戦でも連敗。これで今季ワーストの5連敗となった。

スクーバルの力投は連敗ストップにつながらなかったが、チームは5日(日本時間6日)のシリーズ最終戦で悪い流れを断ち切ることを目指す。

ロバーツ監督は「一度リセットするしかない。まずは1勝をつかみ、この流れを悪化させないことが大事だ。負けるのは決して気分のいいものではないが、今はここ5試合のことを忘れ、明日の試合に集中したい」と前を向いた。