ファンとして魅了された球場、スクーバルがペトコパーク初先発へ

1:26 AM UTC

26日(日本時間27日)にサンディエゴでタリック・スクーバル(29)がマウンドに上がる際、少なくとも投手としては、ペトコパークでの初登板となる。

球界で最も恐れられる左腕になるずっと前、スクーバルは夏休みに暖かい場所への旅行を計画していた大学生だった。その旅先の一つが、サンディエゴから橋を渡ってすぐのコロナドだった。休暇を楽しんでいたスクーバルは足を伸ばしてチケットを購入し、ファンとしてパドレス対カージナルスの試合を観戦した。

「ここに来る途中に(元カージナルスの)ジャック・フラハティと話していて、フレアティが当時のロースターに入っていたか気になった。でも、それが何年だったかも分からなくて、思い出そうとしていた」とスクーバルは振り返った。

「球場全体がセントルイスのファンばかりで、信じられなかった。でも、見て体験できたのは本当によかった。7イニング目のストレッチはすごかった。一生忘れないよ」

それはずいぶん前のことで今はパドレスが強豪となり、本拠地球場は地元ファンで埋め尽くされている。26日のマウンドからの景色や受ける反応は当時とは異なるだろう。それは、大学生時代に何度もマリナーズの試合に通った末に、昨年10月のシアトルで経験したものに近いかもしれない。

しかし、スクーバルが指摘するように、昨季はもう過去のことだ。

自身3度目の開幕投手について「ワクワクしている」と語る。

「みんなが0勝0敗だ。昨年に何が起きたかは関係ないし、誰も気にしていない。みんなにとって新たなスタートだ。開幕に向かうのはあらゆる面で楽しみ。明日の試合を終えてチームを1勝0敗とし、それを次につなげたい」

ロジャース、不運な脳振とうの経緯語る

タイガースのジェイク・ロジャース捕手(30)は先週、打撃練習中に起きた奇妙な事故で脳振とうを起こしたが、現在は体調も良く、開幕戦への準備は万端だと語った。

ロジャースは「本当にあり得ない、不運な事故だった。もう一度同じことが起きることはない」と話した。

事故は、スイングの際により長く軸足に体重を残すため、トレーニング用のゴムバンドで体を引き締めながら行う打撃ドリルで起きた。ロジャースがバットを振った際、どういうわけかバットがバンドに跳ね返り、顔面を直撃したという。

ロジャースは「何が起きたのか、いまだに分かっていない。事故が起きた瞬間のことは、実はよく覚えていない」と明かした。

衝撃で地面に倒れ込んだロジャースは、口の周りと内側を切り、12針縫うケガを負った。幸いなことに、蓄えた口ひげとあごひげが仕上がっていたため、縫い目は隠れている。

数日間は開幕に間に合うか危ぶまれたが、数日以内にMLBが定める脳振とうから復帰するためのチェック項目を通過。ロッキーズとのオープン戦最終盤で代打や捕手として実戦復帰した。タイガースは万が一の事態に備え、球団プロスペクト25位のエドゥアルド・バレンシア捕手(23)をサンディエゴに帯同させている。

ロジャースは「本当に奇妙で不運な事故だった。1、2日はみんなを心配させてしまった。でも(傷を)縫ってもらってからは、もう大丈夫だ」と語った。ただし、その練習メニューはもう封印された。

期待の若手投手がDFA

超有望株のケビン・マクゴニグル内野手(MLBパイプライン全体2位)を開幕メジャーに昇格させたことに伴い、タイガースは40人の枠を空ける必要が生じた。その結果、同じく若手のディラン・スミス投手がDFA(メジャー40人枠から外す措置)となった。

スミスは球団プロスペクト21位にランクされており、昨夏にメジャーデビュー。救援陣の将来を担う1人として頭角を現していた。今春はメジャーキャンプに参加し、「スプリング・ブレークアウト(有望株選手の練習試合)」では、2/3回をわずか7球で完璧に抑え、1奪三振。シンカーは最速95.9マイル(約154.3キロ)を計測していた。

2021年ドラフト3巡目でアラバマ大から入団した25歳の右腕は、スコット・ハリス編成本部長も認めるように、他球団が関心を示す要素は多い。

スコット・ハリス編成本部長のコメント。

「ディランはこの世界で有効なリリーバーになれる才能があると思う。ただ、ルール5ドラフトでの流出を防ぐために40人枠に加えた若手たちの存在や、40人枠に入っている多くの選手が今キャンプで好成績を収めた状況があり、難しい決断を下さざるを得なかった」