今井がアストロズと3年契約合意(関係者取材)

January 1st, 2026

日本人右腕の今井達也(27)がアストロズと毎シーズン終了後のオプトアウト権を含む3年契約で合意。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者の話として伝えた。球団からの正式発表はされていない。

ジ・アスレチックのチャンドラー・ローム記者によると、契約総額は最大で6300万ドル(約91億3500万円)。

フェインサンド記者によると、今井は2026年に100イニングを投げれば、出来高として300万ドル(約4億3500万円)を獲得できる。これを達成した場合、2027年と2028年の今井の年俸は2100万ドル(約30億4500万円)となる。今井には、平均年俸(AAV)は低いものの、アストロズより長期の契約オファーも届いていた。しかし同投手は、オプトアウト権を含み、短期ながら高いAAVを得られるヒューストンとの契約を選択した。

今井は11月19日、所属する日本プロ野球(NPB)の西武ライオンズからポスティング公示され、MLB球団との45日間の交渉期限が米東部時間1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)に迫っていた。

これにより、MLB球団との45日間の交渉期間が始まった。今井は、松井稼頭央、青木宣親、菊池雄星(現エンゼルス)に続き、ヒューストンでプレーする4人目の日本人選手となる。

この契約は、日本や韓国からの選手獲得において競争力を高めたいというアストロズの意欲を強調している。1カ月前、アストロズは韓国で過去2シーズンプレーしたFA右腕のライアン・ワイスと1年契約を結んだ。今井とワイスは、このオフシーズンにアストロズが獲得した4人の先発投手のうちの2人だ。アストロズは、主力左腕のフランバー・バルデスをFAで失うと予想されている。

27歳の右腕は、2024年と2025年の両年を含め、NPBで3度のオールスター選出経験を持つ。

今井は過去数年で日本球界のエース級投手として台頭。過去3シーズンすべてで防御率3.00未満、イニング数を上回る奪三振を記録した。中でも2025年シーズンはキャリア最高。10勝5敗、自己最高の防御率1.92、163回2/3を投げて178三振をマークし、ライオンズの継投ノーヒッターにも貢献した。

2024年も同様に、10勝8敗、防御率2.34、キャリアハイとなる187三振、投球回173回1/3を記録している。

ライオンズでの8シーズン通算成績は58勝45敗、防御率3.15、963回2/3を投げて907三振。しかし、2023年以降に限れば防御率は2.18、9イニングあたりの平均奪三振数は9.5を記録。

今井の主な球種はフォーシームとスライダー。2025年のフォーシームの平均球速は94.9マイル(約152.7キロ)で、MLB右腕先発投手の平均94.6マイル(約152.2キロ)をわずかに上回り、最速は90マイル台後半(約158キロ)に達する。スライダーは平均86.2マイル(約138.7キロ)で、空振り率46%を記録した。

対左打者を中心に投じるチェンジアップも有効で、2025年は平均85.5マイル(約137.6キロ)、空振り率41%を記録。その他、スプリットやカーブも織り交ぜ、2025年シーズン中には指の間隔を広げた新しい「バルカン」チェンジアップも習得した。

今井は、スーパースラッガーの村上宗隆(25)や岡本和真(29)らを含め、このオフシーズンにポスティングされた数多くの注目日本人選手の一人。2026年シーズンに向けてNPBからMLBに移籍する投手の中ではトップクラスと評価されていた。

11月に行われたGM会議で、今井の代理人スコット・ボラス氏は、才能あるNPB投手がMLBでスターになっていることに言及しつつ、ドジャースのエース山本由伸と比較した。山本は2025年にワールドシリーズMVPに選ばれ、サイ・ヤング賞の最終候補にもなった。

ボラスは今井について「今井はNPBで山本が成し遂げたことすべてをやってのけた」と語った。