今井達也、H(🤟)タウンでの冒険と文化を早くも満喫

January 6th, 2026

日本人投手の今井達也は、すぐにテキサスの文化に浸った。4日にはNFLのヒューストン・テキサンズ対インディアナポリス・コルツの試合を観戦し、大型ビジョンに映し出されると、チームの「H」のハンドサインを掲げた。数時間後、アストロズの球団オーナー、ジム・クレーンが所有するレストランで初めてラムチョップを食べた。

今井の新しい街と新しいチームに対する第一印象は前向きなもので、アストロズは今井こそがチームをプレーオフに復帰させるための欠けていたピースだと確信している。2回のオプトアウト(契約破棄)権を含む3年5400万ドル(約81億円)の契約を結んだ後、5日(日本時間6日)にダイキンパークでメディアに紹介された。

MLB.comのマーク・フェインサンド記者によると、今井は2026年に100イニングを投げれば、300万ドル(約4億5000万円)のインセンティブ(出来高)を得ることができる。条件をクリアした場合、27年と28年の基本給は2100万ドル(約31億5000万円)になる。今井には、年平均年俸が抑えられた長期契約のオファーもあったが、オプトアウト権を含み、平均年俸が高いヒューストンとの短期契約を選んだ。

この契約は、アストロズが日本のプロ野球からフリーエージェント(FA)選手を獲得した初の事例となる。今井は11月19日に西武ライオンズからポスティングされ、MLB球団との45日間の交渉期間に入っていた。アストロズは11月のGM会議で、代理人のスコット・ボラス氏を通じて関心を示していた。

「このオフシーズンには先発投手を獲得するという目標があり、日本市場に参入し、あちらの野球市場に入り込むという目標もあった」とアストロズのGM、デイナ・ブラウンは語った。

「常に私たちをバックアップしてくれるジム・クレーン(球団オーナー)のサポートがあったので、エキサイティングだった。今井をここに迎え、この組織の一員にすることができて興奮している」

27歳の今井は、2024年と25年を含め、NPBで3度オールスターに選出された。過去数年間で日本においてエース級の投手として台頭し、過去3シーズンはいずれも防御率3.00未満、イニング数を上回る奪三振を記録している。しかし、25年シーズンは間違いなくキャリア最高の年だった。今井は10勝5敗、キャリア最高の防御率1.92、163回2/3を投げて178三振をマークし、ライオンズで継投によるノーヒットノーランも達成した。

2025年でなければ、10勝8敗、防御率2.34、キャリアハイとなる187奪三振、173回1/3を記録した24年がベストシーズンだったと言えるだろう。

今井はアストロズがこのオフに獲得した4人目の先発投手でローテーションではエースのハンター・ブラウンに次ぐ主力先発投手になるだろう。ライオンズでの8シーズン通算では、963回2/3を投げて58勝45敗、防御率3.15、907三振を記録した。2023年以降の防御率はわずか2.18で、9イニングあたりの平均奪三振数は9.5だ。

今井は、今シーズンどこで投げることになるか待っている間、眠れない夜が何度かあったと語った。

「正直、不安もありましたね。本当にメジャーでプレーできるのか、契約が決まるまでは正直不安もすごくありました。眠れない日もたくさんありました。本当にアストロズからオファーをいただけて、契約できた瞬間は今回ポスティングを承認してくれた西武ライオンズ、シーズン中にどんなときも味方でいてくれた家族のみんな、交渉のサポートをしてくれたボラス社の方々に感謝している。そういう方々のためにも、ワールドチャンピオンを目指して頑張りたい」

今井の投球の軸となるのは、フォーシームとスライダーだ。2025年のフォーシームの平均球速は94.9マイル(約152.7キロ)でMLBの右先発投手の平均(94.6マイル)をわずかに上回っており、90マイル台後半(158〜159キロ)に達することもある。スライダーは平均86.2マイル(約138.7キロ)で、46%の空振り率を記録した。

今井は主に対左打者用として質の高いチェンジアップも投げ、2025年は平均85.5マイル(約137.6キロ)で空振り率41%を記録した。スプリットやカーブも交え、2025年シーズン中には指の間隔を広げた新しい「バルカン」チェンジアップも加えた。

「私たちは今井のリズムとタイミングを気に入っている。それによってボールを操り、ストライクゾーンで(投球を)大きく変化させることができると考えている」とブラウンは語った。「これは投手として非常に有利に働くと思うし、多くの打者を苦しめることになるだろう。私たちは今井の多くの点を気に入っている」と続けた。

今井は、スーパースラッガーの村上宗隆や岡本和真ら、このオフシーズンにポスティングされた注目の日本人選手の1人だ。今井は、近年米国へ渡った他の日本人投手たちと同じような成功を収めたいと望んでいる。

「小学校から野球を始めて、とにかく誰よりもボールを遠くに投げたいとか、誰よりも速く投げたい気持ちは、小学校の時からありました。ライオンズに入ってからも、それがどんどん大きくなって、勝ちたいという気持ちにつながってきていると思う。小学校の時から負けず嫌いだな、とは感じていました」

新天地でも向上心を持ち続け、ワールドシリーズ王者を目指す。