期限が迫る今井と岡本、ロサンゼルスで各球団と交渉へ

交渉期限は今井が日本時間1月3日午前7時、岡本が同1月5日午前7時

December 30th, 2025

2人の日本人スター選手、今井達也と岡本和真がメジャー各球団と交渉できるのも残り数日となった。ポスティング移籍の交渉期限が迫る中、両選手は今週、関心を持つ球団との面談をロサンゼルスで実施するようだ。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報として伝えている。

メジャー球団との交渉期限は、今井が米東部時間1月2日午後5時(日本時間1月3日午前7時)、岡本が米東部時間1月4日午後5時(同1月5日午前7時)となっている。もし期限までにメジャー球団と合意に至らなかった場合、2026年は元の所属球団でプレーすることになる。

27歳の今井は、フェインサンド記者が選定した今オフのフリーエージェント(FA)選手ランキングで11位に選ばれ、先発投手では4位にランクインしている。

日本メディアの報道によると、今井獲得の有力候補としてホワイトソックスが浮上しているようだが、フェインサンド記者はホワイトソックスが今井と契約する可能性は低いと伝えている。ホワイトソックスは今オフすでに日本人スター選手を獲得しており、12月21日(同22日)に日本球界で2度のMVPに輝いた村上宗隆と2年契約を結んだ。日本メディアは今井獲得を狙っているチームとして、ほかにヤンキースとフィリーズの名前を挙げている。

今井は今季、埼玉西武ライオンズで163回2/3を投げて防御率1.92の好成績をマーク。178三振、45四球を記録し、打たれた本塁打はわずか6本だった。西武で8年間プレーし、直近3年間では合計470イニングを投げて防御率2.18と安定した活躍を続けている。

29歳の岡本は、パドレス、エンゼルス、パイレーツ、ブルージェイズ、レッドソックスなど多くのチームが移籍先の候補に挙げられている。日本球界ではオールスターに6度選出され、読売ジャイアンツで11年間プレーして通算打率.277、出塁率.361、長打率.521を記録した。

今季はケガの影響で77試合の出場にとどまったが、それでも15本塁打を放ち、打率.322、OPS.992の好成績をマーク。2018年から2023年まで6年連続でシーズン30本塁打以上を記録した。