補強を必要としていたツインズのブルペンに慣れ親しんだ顔が加わった。22日(日本時間23日)、MLB.comが関係者から得た情報によると、ツインズはフリーエージェント(FA)の左腕テイラー・ロジャースと1年契約を結ぶことで合意したようだ。球団からの正式発表はまだ行われていないが、ロジャースの年俸は200万ドル(約3億円)となる見込みだ。
現在35歳のロジャースは、ツインズでキャリアをスタートさせ、2016年4月にメジャーデビューしたあと、2022年4月にパドレスへトレードされるまで、ツインズの一員として活躍した。ツインズ在籍最終年となった2021年にはオールスター選出を果たしている。
昨季はレッズとカブスの2球団でプレー。7月末にレッズからパイレーツへトレードされたが、パイレーツでは登板することなく、すぐにカブスへトレードされた。2球団合計で57試合に登板して50回2/3を投げ、3勝2敗、10ホールド、防御率3.38、53三振、23四球を記録した。
以前は4種類前後の球種を持っていたが、過去2シーズンでスイーパーとシンカーの2球種だけに絞り込んだ。この2球種をほぼ同じ割合で投げるが、昨季はスイーパーのほうが数字が良く、被打率.168、被長打率.337の好成績をマーク。一方、シンカーは4年連続で球速が低下しており、被打率.326、被長打率.537と打ち込まれた。
対右打者と対左打者でそれほど大きな成績差はなかったが、三振を奪う割合は対左打者のほうが高かった。2019年から2022年にかけて、ツインズ、ブルワーズ、パドレスでプレーし、合計79セーブを挙げたものの、近年は対左打者用のスペシャリストとしての起用が多くなっている。
その役割で存在感を示しており、対左打者の三振率は33%に達する。ただし、三振率もここ数年で低下しており、昨季は対左打者の三振率が28.6%にとどまった。
ツインズのブルペンは経験不足の投手が多く、各投手の役割もほとんど決まっていない状況。ロジャースはトップ左腕として重要な役割を担うことが予想され、4年ぶりにクローザーを担う可能性もありそうだ。
