不振のマッキンストリーが殊勲打 タイガースが延長の末、第1戦制す

あすはスクーバルが先発 一気に有利な立場に

October 5th, 2025

マリナーズ2-3タイガース】シアトル/T-モバイルパーク、10月4日(日本時間5日)

ア・リーグの第2シード・マリナーズと第6シード・タイガースによる地区シリーズ(ALDS)第1戦は、延長戦の末にタイガースが先勝。11回にザック・マッキンストリーが決勝タイムリーを放ち、勝負を決めた。マリナーズは四回に本拠地T-モバイルパークでは2001年以来となる得点で先制。1-2の六回に同点に追いついたが、あと1点が遠かった。

早めの継投策に出ると見られていたタイガースは、先発メルトンが4回1失点と好投。試合を作った新人の奮闘に応え、五回には2番カーペンターが2死から逆転の2ランを放った。

マリナーズ先発のカービーを得意とするカーペンターは、この日の本塁打を含め、通算成績は11打数5安打、その5安打はすべてが本塁打だ。この日は高めに外れたシンカーを完ぺきなタイミングでとらえ、ライトの中段まで運んだ。現役選手の中で、特定の投手から通算5安打以上をすべて本塁打で記録しているのは、カーペンターただ一人だという。

継投に出たタイガースは3番手ラファエル・モンテロがフリオ・ロドリゲスにこの日2打点目のタイムリーを浴び、同点に追いつかれたが、それ以降はブルペン陣が奮起。5人の投手が6回無失点、2安打、4三振、無四球の無失点リレーで11回までつないだ。

そして、11回の攻撃では先頭のトーケルソンが四球で出塁し、暴投で進塁。そこから2者連続三振に倒れたが、マッキンストリーがセンター前にタイムリーを放って勝ち越し点をもたらした。マッキンストリーはレギュラーシーズンの9月25日以来、17打数無安打の不振に陥っていたが、「シンカーを狙っていた」と初球に反応した。

エースのカービーを初戦先発に据えたマリナーズ相手に、4番手メルトンで挑んだタイガースが金星を上げた。あす行われる第2戦では、絶対的エースのタリック・スクーバルが先発。3戦先勝のALDSを突破するためには残り2勝が必要だが、スクーバルは第5戦を含めて残り2度先発が可能で、タイガースは一気に有利になった。

殊勲打のマッキンストリーは語る。

「スクーバルがマウンドに立つ第2戦が、すごく楽しみだ。(スクーバルは)全力で戦うだろう。エネルギッシュで、このゲームでも屈指の選手だ。あしたはバックでプレーするのがすごく楽しみだ」

絶対的エースを中心に士気の高いタイガースが、一気にシリーズの流れを手にする可能性が高まった。