プロ初安打が元サイ・ヤング賞右腕からの3ラン!?

May 11th, 2025

ホワイトソックスのティム・エルコが母の日に特別なプレゼントを届けた。チームはマーリンズに4-2で勝利。本拠地での連続カード勝ち越しを決めた。

母シェリル・エルコに母の日のギフトが贈られたのは六回。元サイ・ヤング賞右腕サンディ・アルカンタラから放ったメジャー初ヒットが、レフトへの3ランという劇的な一打に。

この日使用したピンク色の母の日バットには、「Cheryl(シェリル)」の名が刻まれており、試合後にエルコは記念のボールとバットを母へプレゼントした。

「家族がこの場にいてくれて、共にこの瞬間を迎えられたことが何よりもうれしい。昨日初ヒットを打ちたかったけど、今日それが叶って本当に最高の気分だ」と息子は語った。

三回には併殺打、四回には見逃し三振と、前日から通算で5打数無安打だったエルコだが、六回に1ボールからのカーブを完璧にとらえた。打球はスタットキャストの推定で約116メートル、打球速度は163キロを記録した。

ホワイトソックスの選手で初安打が本塁打となったのは、2024年3月30日にブレイデン・シューメイクが前田健太からホームランを記録して以来の出来事である。

「ティムはいつも笑顔で、昇格してからもずっと明るく振る舞っている。いつだって記念すべき一打を見ることができるのは嬉しいし、勝利に大きく貢献してくれた」と、エルコの一発で帰塁したタイスは笑顔で語った。

また「マイナーの時から常に結果を出していたし、彼ならやってくれると信じていた」と語ったのは先発のショーン・バーク。四回を投げて91球、与四球5、三振2ながら失点1と粘り強く試合を作った。「彼が昇格する過程を見てきたから、本当にうれしい」

対するアルカンタラは「狙いは悪くなかったが、甘いところに入ってしまった。そういう球は見逃してもらえない」と振り返った。

なお、ホワイトソックスは五回のストライク判定への抗議を行ったとして打撃コーチのマーカス・テムズとウィル・ベナブル監督が退場処分を受けていた。

「全員冷静だったが、マーカスは選手たちのために声を上げ、それが少し熱くなってしまった。ウィルも選手を守るために出ていって、本当にチームとしての絆を感じる場面だった」とタイスは語った。

この試合は、ホワイトソックスにとって27日間で26試合目という過密日程を締めくくる一戦。ボストン、ミネアポリス、サクラメントの3都市を巡る総移動距離8,536kmの遠征となり、戦績は8勝18敗。

内容は悪くないものの、勝利を掴みきれない試合が続いていただけに、エルコの力強いバッティングは、今日のような接戦をものにする上で重要な存在になりうる。

「高級なプレゼントではないけど、最高の記念になった。もちろん、他のプレゼントもちゃんと用意するよ」とエルコは笑顔を見せた。「自分の役割を果たして勝利に貢献できた。それが何よりうれしい。」