エドマンの移籍を母親が大喜びした最大の理由は

ドジャースタジアムでの始球式にも参加

May 9th, 2025

昨年、ドジャースは3チームのトレードでトミー・エドマンをカージナルスから獲得。その後の活躍は周知の事実だが、エドマンの活躍に球団関係者やファン以上に大喜びした女性がいる。

エドマンの母、モーリーンさんだ。

サンディエゴ在住で、息子夫婦が近くに引っ越してきたことももちろんうれしいが、長年にわたってドジャースファンのモーリーンさんは「ドジャースを応援できる喜び」を感じている。

「母はロサンゼルスで(ドジャースの名物アナウンサーの)ビン・スカリーを聴いて育ったんだ。僕がドジャースに移籍し、母がまたドジャースを応援できるようになって、母はものすごく喜んでいるんだ」

大リーガーを育てるには多くの労力が必要で、なかでも母親の果たす役割は大きい。モーリーンさんは、アマチュア時代から今に至るまで、エドマンの野球人生に常に寄り添ってきた。

「母は試合の時間や場所に関係なく駆けつけて、いつも大きな声で応援してくれた」

でもたくさんの応援の中から、どうして母親の声が分かるのだろう?

「だって、うちの母の声が一番大きかったから」とエドマンはくすくす笑いながら教えてくれた。

満員のメジャーリーグの球場では、応援の声はなかなか息子の耳には届かない。でもモーリーンさんは息子の数々の偉業を目の当たりにしてきた。特にナ・リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた息子とフィールドでお祝いすることもできた。

エドマンは移籍後、改めて韓国系アメリカ人選手としてドジャースでプレーすることの意味を深く理解するようになった。母モーリーンさんは韓国で生まれ、幼い頃に家族と共に米国に移住した。昨年のポストシーズンでの息子の活躍に多くの人が反応した。

「母のところには親戚だけでなく、大学時代の友人や大学院時代の友人からも連絡が来るらしい。しかも皆、すごく興奮気味で、母はうれしい悲鳴をあげているんだ」とエドマンは笑う。

先月、ドジャースタジアムで開催された韓国ヘリテージナイトでは、エドマンと母親はフィールド上で特別な時間を過ごした。

モーリーンさんはエドマンの名前と背番号、また韓国伝統文化が施されたユニフォームを着て始球式に参加した。

投球はホームベースから大きく外れたものの、捕手を務めた息子はにっこり。ボールの行方を見ながら、モーリーンさんは恥ずかしそうな表情を見せたが、親子にとってとても特別な思い出になった。

「母はとても緊張して、ちょっとボールを長く持ちすぎちゃったよね。でも5万人のファンの前で始球式をするのはとても勇気がいることなので、やり遂げたのは本当にすごいなって思うんだ」

メジャーリーガーになった今でも、モーリーンさんはエドマンにとって大きな存在だ。

「近くに住む母が、妻や息子の世話を手伝ってくれるんだ。実家から近いチームでプレーできて、本当にありがたい気持ちでいっぱいだよ」