トニー・クラークが17日(日本時間18日)、現行の労使協定(CBA)失効まで10カ月を切る中で、MLB選手会(MLBPA)の専務理事を辞任した。
クラークは昨年から、連邦検察ニューヨーク東部地区による財務不正の疑いで捜査を受けていると報じられている。さらにESPNは、MLBPAの内部調査により、クラークと2023年に雇用された義妹(夫人の姉妹)である職員との間に不適切な関係があったことが明らかになったと報じた。
MLBPAは以下の声明を発表した。
「本日、MLB選手会(MLBPA)はトニー・クラークが専務理事を辞任したことを発表します。クラークは2010年に選手関係部門のディレクターとしてMLBPAのスタッフに加わり、2013年にマイケル・ウェイナーの後任として専務理事に就任しました。元選手として同職を務めた人物はクラークが初めてでした」
「選手代表の執行委員会全体が今日の午後、MLBPAスタッフおよび外部弁護士と今後の対応を協議しました。いつもの通り、選手たちは今年の労使交渉に向けた準備に注力し続けています。この組合の強さは、常に組合員の団結にあります。私たちはすべての選手の権利のために戦ってきた長い歴史を持っており、その戦いを成功させるために全力を尽くします」
MLBPAは、ガーディアンズから恒例のスプリングトレーニング巡回を開始する予定だったが、そのミーティングは中止された。ジ・アスレチックが数時間後にクラークの辞任報道を出し、MLBPAは午後遅くに選手会のリーダーシップメンバーと電話会議を行った。
ジ・アスレチックによると、全30球団の選手代表と8人の執行小委員会メンバーが参加した電話会議後、選手会は暫定トップの指名を控えた。18日(同19日)にも2回目の電話会議が行われる見通しで、その際に新しいリーダーシップの指名投票が行われる可能性がある。
「過去に拙速な決断をして過ちを犯したと感じている」と小委員会のメンバーであるオリオールズのクリス・バシット投手はジ・アスレチックに語った。
「執行小委員会と全代表は、正しい判断を下したいということで一致した。単に空席があるからといって、急いで決めたくはない」
クラークの辞任は、12月1日の労使協定失効まで10カ月を切ったタイミングで起こった。MLB機構とMLBPAは、今後数週間のうちに交渉を開始すると見られている。
