2026年、ドジャースを止めるのはどこか?

November 3rd, 2025

ロサンゼルス・ドジャース、球団史上9度目となる2年連続のワールドシリーズ(WS)制覇おめでとう。これでレッドソックスとアスレチックスに並び、MLB歴代3位タイとなった。ヤンキース(27度)に次ぐ2位のカージナルス(11度)までは2つ。

今シリーズは確か苦戦したが、2026年に3連覇を狙う態勢は整っている。

この喜びを夢見ないチームもファンも、野球界には存在しない。そして今後、すべてのチームがその栄光を奪おうと挑んでくる。挑戦者たちは列をなし、それぞれのやり方で王者に立ち向かう。ここでは、その主なライバルたちを見ていこう。

10月の雪辱を狙う相手

あのワールドシリーズの激しさを思えば忘れがちだが、そこに至るまでドジャースはポストシーズンを比較的スムーズに勝ち上がった。その過程で敗れた3球団は、2026年に雪辱を期して立ち向かってくる。

レッズ
今季のポストシーズン進出自体が見事で、監督にテリー・フランコーナを迎えた判断が正しかったと証明した。エリー・デラクルーズが次の段階へ進む時だ。

フィリーズ
ベテラン中心の現陣容で「時間がなくなりつつある」という見方は少し大げさだ。アーロン・ノラは2030年まで、ブライス・ハーパーは2031年まで、トレイ・ターナーは2033年まで在籍する。投打のスターたちが契約下にある限り、フィリーズはWS制覇の候補だ。ただし、ベテラン勢が一段とベテランらしく見えてきたのも事実で、カイル・シュワーバーとJ.T.リアルミュートのフリーエージェント(FA)が控えることを踏まえればなおさらだ。

ブルワーズ
最も慎重なファンでさえ、今季のどこかで「いよいよ今年こそ」と思ったはずだ。リーグ最高勝率(球団史上最高)を記録し、終盤の逆転が常態化し、次々とヒーローが台頭し、そして何より、1月に亡くなった球団のレジェンド、ボブ・ユッカーのために勝つ機運があった。ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)までは実現しそうに見えたが、ドジャース先発陣に打線が封じられた。

ブルージェイズ
この敗戦は長く刺さるだろう。もっとも、2026年にすぐ戻って“やり残し”を完遂できれば話は別だ。戦力は整うはずだ。来季のWSでドジャースの3連覇を阻むことこそ、このシリーズ敗戦の痛みを消す唯一の方法かもしれない。

ナ・リーグの強敵たち

最強になるには、最強を倒さなければならない。ナ・リーグの頂点を狙う挑戦者たちは次の通りだ。

カブス
カイル・タッカーをFAで失うのは痛手だが、依然として多彩な才能を抱える看板球団だ。問題はどこまで攻めるか。大きな勝負に出る姿を見たいが、タッカーを引き留められないなら、どんな一手が残るのか。

メッツ
豊富な資金と強力なマイナー組織で明らかにドジャースのやり方をなぞっている。もう一つ、なぞりたい点があるとすれば、シーズン終盤やポストシーズンの長年の不完全燃焼を断ち切り、WSを制することだ。早く実現しなければならない。メッツのファンは十分に辛抱してきた。9月の崩壊を経て、その忍耐は尽きた。

パドレス
今季は、パドレスがドジャースを追い抜き、27年ぶりのワールドシリーズに到達する年になるのではないか、と感じさせた2年連続のシーズンだった。しかし、結果は2年連続で届かなかった(2022年はさらに肉薄し、地区シリーズポストシーズンでドジャースを破ってもいる)。このオフの混乱を踏まえると、パドレスは突破口に近づくどころか遠ざかる危険があるのではないか、とも思わせる。とはいえ、一線級のスターが残り、創意工夫に富むフロントも健在だ(今すぐ勝つために有望株の一部は手放したが)。引き下がることはない。ただ、もし今年も機会をつかめなければ、勝負の窓は閉じてしまうのではないか、という疑問は残る。

マリナーズ

あと一歩で球団史上初のWS進出に届かなかった。ア・リーグ優勝決定シリーズでブルージェイズを相手に一時は3勝2敗と王手をかけながら逆転されたことは、これまで何度も苦杯をなめてきた球団にとっても最大級の痛手となった。

今季のマリナーズは、“WSに進出したことがない唯一の球団”というトリビアに終止符を打つ寸前まで迫っていた。その問いが消えるまでは、シアトルで語られるべき話題は他にない。

ヤンキース

少しゾっとする事実がある。ヤンキースには内野手マニ・セデーニョという有望株ランキング21位の選手がいるが、最後にヤンキースがWSを制した年、この選手は1歳だった。つまり、今後2〜3年でヤンキースが優勝できなければ、前回の優勝時にまだ生まれていなかった選手がグラウンドに立つ可能性が現実味を帯びる。驚くべき話だ。

もし2026年に優勝できなければ、ヤンキースのワールドシリーズ無冠期間は1978〜95年の空白と並ぶ最長タイになる。ブロンクスでは到底受け入れられない事態だ。ついでに言えば、アーロン・ジャッジも年齢を重ねている。

台頭候補

これらのチームがドジャースを意識するのはやや早計かもしれないが、野球では驚きが何度も起きてきた。

ブレーブス
忘れてはいけない。ナ・リーグで直近にドジャース以外でワールドシリーズを制したのはブレーブスだ。

オリオールズ
抜群の才能は健在。どこかで噛み合うはずだ。

レッドソックス
若い主力が成熟期に入りつつある。

タイガース
前提はタリック・スクーバルをキープすること。

誰が台頭しても、あるいは台頭しなくても、今や一つ明確になった事実がある。ドジャースが基準だ。すべてのチームが狙う標的だが、まだ届いていない。