トレード期限まで1週間を切り、メジャー各球団は短期、長期の双方を見据え、最善の選択を探るために協議を重ねている。
すでにレッドソックスが左腕コネリー・アーリー(24)をナショナルズへ放出し、内野手カーティス・ミード(25)を獲得する注目のトレードが成立した。市場は動き始めている。
一方、補強に動くのか、主力選手を放出するのか、現有戦力を維持するのか、方針を決めきれていない球団も多い。残り6日間でさらに多くの動きが予想される。
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週の始まりとなった月曜日、トレード期限に関する質問に答えるReddit(レディット)のAMA(何でも質問)を実施した。その一部を紹介する。
(質問は長さと分かりやすさを考慮し、一部編集した)
質問:ブルワーズは本当に積極的な補強に動くのか。そうした話を耳にするが、これまでの球団方針には合わないように感じる。
フェインサンド記者:
「私が聞いている情報はすべて、ブルワーズが積極的に動くとの見方を裏付けている。率直に言えば、積極的に動くべきだ。
ナ・リーグの資金力豊かな球団に及ばない総年俸ながら、何年にもわたって繰り返しポストシーズンへ進出してきた。見事な球団運営を続けている。
ただ、依然として壁を越え、ワールドシリーズ進出を果たせていない。今回のトレード期限で積極的に補強すれば、ドジャースをはじめ、行く手を阻む相手をついに倒せる戦力を整えられる可能性がある。
マット・アーノルド編成本部長(47)は各球団との交渉を進め、タリク・スクーバル(29)やメイソン・ミラー(27)らの獲得可能性も探っている。ただし、アーノルド本部長が動くには、まず所属球団がそうした選手をトレード対象にする必要がある。
現時点では主力を放出する球団が少なく、選択肢もそれほど魅力的ではない。期限が近づくにつれ、各球団の方針が明確になり、動きも活発になると考えている。
ブルワーズはマイナー組織に豊富な有望株を抱え、補強に動く理由も十分にある。8月3日までに戦力を強化するため、可能な限りの手を尽くすだろう」
質問:ナショナルズのCJ・エイブラムズ(25)を巡るトレードの噂は、どの程度現実味があるのか。
フェインサンド記者:
「『噂』という表現がまさに適切だと思う。エイブラムズがトレードされれば驚きだ。ただ、獲得を望む球団が相場を大幅に上回る条件を提示すれば、何が起きても不思議ではない。ナショナルズは予想外の好調なシーズンを送り、エイブラムズは球団の躍進に大きく貢献している。私の予想では、8月4日もナショナルズにいるだろう」
質問:タイガースがタリク・スクーバル(29)をトレードする一方、補強にも動く可能性はどの程度あるのか。
フェインサンド記者:
「実現すれば、本当に驚くべき展開だ。明確な理由から、今週最も注目すべき球団はタイガースだ。
ワイルドカード争いでさらに後退すれば、トレード市場最大の目玉となるスクーバルを放出せざるを得なくなる可能性がある。スクーバルをトレードするなら、ケーシー・マイズ(29)、グレイバー・トーレス(29)、ケンリー・ジャンセン(38)、カイル・フィネガン(34)らも残す理由はない。
一方、プレーオフ圏内との差を少し縮めれば、全員を残して補強に動く展開も考えられる。スクーバルを放出しながら補強も進める方針は、ほとんど意味をなさない。
今後4、5日で、タイガースがどちらの方向を選ぶのか、すべてが明らかになるだろう」
質問:フィリーズはトレード期限までに、どのような動きをすると考えるか。マイナー組織の選手層が薄く、補強箇所も多い。
フェインサンド記者:
「デーブ・ドンブロウスキー編成本部長(70)は、今回も持ち前の積極性を発揮すると考えている。ドンブロウスキー編成本部長は、ワールドシリーズ進出の可能性があると判断すれば、有望株の放出をためらわない。多くの編成責任者とは異なる点だ。
フィリーズは開幕から9勝19敗と出遅れながら、ここまで巻き返した。10月に勝ち進めないと考える理由はない。
フィリーズは毎年のように右打ちの外野手を探しており、今年も変わらない。最終的に誰がトレード市場に出てくるかは分からないが、ドンブロウスキー編成本部長がシーズン終盤の戦いに向け、チームの可能性を高めるために1件か2件の補強を行わなければ驚きだ」
質問:ロイヤルズは主力放出に動く方針だが、見返りとして最も重視する選手は、どのポジションや経験を持つ選手か。
フェインサンド記者:
「ロイヤルズは投手層の充実と打線の強化を求めると考えている。主力を放出する側になるのは間違いないだろう。ただ、セス・ルーゴ(36)やマイケル・ワカ(35)など、来季以降も球団が保有権を持つ選手をトレードする計画はないとみている。
ロイヤルズにとって、今季が期待外れである点は間違いない。それでも、球団は2026年の結果を受けて全面的な再建に戻るつもりはない。来季は再び優勝争いを目指している。そのため、今季限りで契約が満了する選手の放出には応じ、見返りに若手選手を獲得したうえで、2027年に再挑戦する方針だと考えている」
質問:ブルージェイズが来季以降の戦力を強化するために、最も効果的な一手は何か。リード・デトマーズ(27)の獲得か。
フェインサンド記者:
「デトマーズやホセ・ソリアーノ(27)は、ブルージェイズが好む選手にまさに当てはまる。今季だけでなく、来季以降も球団が保有権を持ち、戦力として計算できる投手だ。
ケビン・ゴーズマン(35)とシェーン・ビーバー(31)は今季終了後にFAとなり、ホセ・ベリオス(32)は右肘手術からのリハビリを続ける。そのため、現時点で2027年の先発陣として見込める投手は、ディラン・シース(30)、トレイ・イェサベージ(23)、コディ・ポンセ(32)となる。
ロス・アトキンスGM(52)が、数年前にベリオスを獲得した際と同様に、今週中に来季以降も保有できる先発投手の獲得を目指しても驚かない」
質問:メッツはフアン・ソト(27)を中心とした全面的な再建に入るべきか。それとも、多くの人が考える以上に、継続して優勝を争えるチームの完成に近づいているのか。
フェインサンド記者:
「メッツが『全面的な再建』に入るとは考えていない。豊富な資金力があり、その必要がないからだ。
フランシスコ・リンドーア(32)のトレードも取り沙汰されているが、本人にとって理想的な移籍先でない限り、トレード拒否権を放棄するとは思えない。ボー・ビシェット(28)も年俸と契約破棄条項が障害となり、トレードは難しい。
メッツはフレディ・ペラルタ(30)、クレイ・ホームズ(33)、A.J.ミンター(32)、ブルックス・ラリー(38)を放出し、ルーク・ウィーバー(32)もトレードする可能性があると考えている。
一方、カーソン・ベンジ(23)、A・J・ユーイング(21)、ノーラン・マクリーン(25)、クリスチャン・スコット(27)、ソトは放出対象ではない。マーク・ビエントス(26)やブレット・ベイティ(26)らは、大きな見返りを期待できるほどのトレード価値がない。
捕手の補強を求める球団が4、5球団あるため、フランシスコ・アルバレス(24)を放出する可能性はある。ただ、デービッド・スターンズ編成本部長(41)がすべてを解体し、全面的な再建に踏み切るとは考えにくい。スティーブ・コーエン球団オーナー(70)の考え方にも合わない」
質問:捕手の補強を狙う球団が複数あると報じられている。獲得には、どの程度相場を上回る対価が必要になると考えるか。ツインズのライアン・ジェファーズ(29)とレッズのタイラー・スティーブンソン(29)はトレードされる可能性があり、ロッキーズのハンター・グッドマン(26)も獲得候補になり得る。激しい争奪戦になると思う。
フェインサンド記者:
「ある程度は同意する。トレード市場に出た捕手には、かなりの見返りが期待できる。ヤンキース、レッドソックス、レイズ、ホワイトソックスに加え、ドジャースも捕手の補強を検討している可能性があるからだ。
ただ、ロッキーズが断れないほどの好条件を提示されない限り、グッドマンを放出するとは考えにくい。現時点ではツインズも補強に動く方向へ傾いており、ジェファーズが候補から外れる可能性もある。
さらにアスレチックスのシェイ・ランゲリアーズ(28)が負傷したため、同僚のジョナ・ハイム(31)とスティーブンソンが、獲得可能な捕手の中で最有力の2人となる可能性がある。捕手の選択肢が少ない状況を受け、別の球団が所属捕手を新たにトレード市場へ出すかどうかも注目される」
質問:エンゼルスが、来季以降も球団が保有権を持つ選手をトレードする可能性はどの程度あるか。
フェインサンド記者:
「非常に良い質問だ。アート・モレノ球団オーナー(79)は、これまで積極的に選手を放出してこなかった。
ただ、現在はジョン・モゼリアクGM代行(57)が編成部門を統括している。再建が最善策であり、リード・デトマーズ(27)、ホセ・ソリアーノ(27)、ザック・ネト(25)らの放出が再建を軌道に乗せる最善の手段だと、球団オーナー側を説得できるかが注目される。
実現する可能性がどの程度あるかは、正直に言って分からない。ただ、アナハイムでそうした協議が行われていることは間違いないだろう」
