先発ロジャースが「9番・投手」の二刀流で出場

オリオールズが延長戦で7点を奪い勝利

July 1st, 2025

レンジャーズ6-10オリオールズ】アーリントン/グローブライフ・フィールド、6月30日(日本時間7月1日)

延長までもつれ込んだ一戦は、延長10、11回に『奇策』がハマったオリオールズが合計7得点を挙げ、アウェイでのカード初戦を制した。

勝負を決めた延長11回の攻撃。オリオールズはベンチ最後の野手であるルイス・バスケスを代打で起用すると、その期待に見事に応え、二塁走者を返す勝ち越しのタイムリーヒットを放つと、ローレアーノとヘンダーソンもこれに続き、一挙4点を奪いレンジャースを突き放した。

劇的な勝利をつかんだオリオールズだったが、この日最大のハイライトは先発したトレバー・ロジャース の「二刀流」出場だろう。

三回に捕手のチャドウィック・トロンプが腰の張りで途中交代。控え捕手は指名打者に入っていたサンチェスのみだったため、やむを得ずDH制を解除し、先発左腕のロジャースを9番・投手として打線に組み込んだ。

ロジャースは四回に先頭でメジャーリーガーとして打席に入った。初球を見逃した後、低めのカットをスイングするガッツも見せたが、3球目に低めスライダーで3球三振。六回は2死から再び3球三振に仕留められた。

六回は「二刀流」ならではの慌ただしさで、バットとヘルメットを返すとすぐにグラブを手にマウンドへ。しかしルーティーンが崩れた影響もあるのか、先頭シーガーに四球を許すと、続くセミエンに左翼への2ランを浴びる。次のガルシアを三ゴロに仕留めて降板となった。

ロジャースは5回1/3で91球を投げ3安打(1本塁打含む)2失点、3四球、5三振という投球内容だった。

とはいえ、ロジャースはナ・リーグが2022年にDH制を採用して以来、先発投手として2打席に立った2人目の選手となった。ベンチには起用可能な野手が3人しか残っていなかったため、控え選手を温存することを優先した。

試合は延長10回にも大きく動いた。オリオールズはヘンダーソンの2ランとカウザーのソロで一時6-3とリードしたが、直後に、ガルシアに3ランを浴びて振り出しに戻された。

総力戦を制したオリオールズ。ワイルドカード出場権まで7ゲーム差とまだ差は開いており、復活の7月としたいところだ。