ロイヤルズがパスカンティーノとの年俸調停を回避して2年契約

ワールドベースボールクラシックは今回もイタリア代表として出場

12:00 AM UTC

30日(日本時間31日)、ロイヤルズは主力選手の1人と年俸調停の公聴会に突入することを回避した。MLB.comが関係者から得た情報によると、ロイヤルズは一塁手のビニー・パスカンティーノと2年契約で合意。パスカンティーノには2年間で総額1100万ドル(約16億5000万円)以上が保証されるようだ。

身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていないが、今回の契約はパスカンティーノの年俸調停期間の最初の2年をカバーするものとなり、関係者によると、出来高を含めて最大1600万ドル(約24億円)に達する可能性があるという。フリーエージェント(FA)になるのは2028年シーズン終了後であり、ロイヤルズは今回の2年契約に加えて、あと1年パスカンティーノを保有できることになる。

ロイヤルズとパスカンティーノは8日(同9日)の期限までに、今季の年俸について合意に至らなかったため、パスカンティーノの年俸を決めるために年俸調停の公聴会が開かれる予定だった。球団側が400万ドル(約6億円)を提示したのに対し、選手側は450万ドル(約6億7500万円)を希望。公聴会を経て、どちらかの金額に決まるはずだったが、最終的には公聴会の開催前に2年契約で合意に至った。

今後2年間の契約が確定したことで、不測の事態さえ起こらなければ、安心してスプリングトレーニングとワールドベースボールクラシックに臨むことができる。パスカンティーノは前回大会に続き、イタリア代表としての出場をすでに表明している。また、今回の2年契約により、ロイヤルズも今後のペイロール(年俸総額)に関する見通しを立てやすくなった。ロイヤルズで2027年以降の契約が決まっている選手は、パスカンティーノのほかに、サルバドール・ペレス、マイケル・ガルシア、コール・レイガンズ、セス・ルーゴ、マイケル・ワカ、そしてスター遊撃手のボビー・ウィットJr.がいる。また、クローザーのカルロス・エステベスは2027年の契約が球団側に選択権のあるオプションとなっている。

28歳のパスカンティーノは着実に成長を遂げ、現在、そして未来のチームを牽引する主力選手の1人となった。昨季は自己最多の32本塁打を記録。左打者ではジョン・メイベリー(1975年に34本塁打)、ジョージ・ブレット(1985年に30本塁打)、マイク・ムスタカス(2017年に38本塁打)に次いで球団史上4人目となるシーズン30本塁打を達成した。

メジャー昇格後、最初の3年間は負傷者リスト入りした時期があったものの、昨季はシーズンを通してプレーを続け、キャリアハイの160試合(682打席)に出場。打率.264、32本塁打、113打点、OPS.798の好成績をマークした。