2個目の幸運を呼ぶユニフォーム?カナダの期待背負うゲレーロJr.

November 1st, 2025

ワールドシリーズ(WS)第7戦、ブラディミール・ゲレーロJr.が、再びホッケーのユニフォーム姿で球場入りした。今回は「キャプテン・クラッチ」の名を背負っている。

ロジャースセンターに登場したゲレーロJr.が身にまとっていたのは、カナダ女子ホッケー界の象徴、マリー=フィリップ・プーランの赤いカナダ代表ユニフォームだった。

マリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦では、メープルリーフス(カナダの北米プロアイスホッケーリーグチーム)に所属するオーストン・マシューズのユニフォームを着て登場。結果的にはうまくいったが、1967年以来、WS優勝に相当するスタンレーカップから遠ざかるリーフスの評判を考えれば、ややリスキーだった。一方、プーランは、カナダ史上屈指の名選手であり、金メダルを懸けた大一番で決定的な働きを見せる勝負強さで知られている。

プーラン本人も第7戦の会場に姿を見せ、ゲレーロJr.のユニフォームを着てその思いに応えた。

プーランはカナダ代表として2010年、2014年、2022年の3大会でオリンピック金メダルを獲得し、いずれの決勝でも決勝点を挙げている。キャプテンでもあり、まさにカナダ・ホッケー界を象徴する存在。2010年のバンクーバー大会では当時18歳で最年少メンバーだったが、今ではカナダ代表の顔となった。ブルージェイズで頭角を現したゲレーロJr.にその軌跡は重なる。しかしゲレーロJr.には、まだワールドシリーズでの歓喜が訪れていない。祖国カナダに再び栄冠をもたらすことを目指している。

ブルージェイズの快進撃は、カナダが久しく経験していない五輪でのアイスホッケー決勝級の熱狂を生み出している。2010年のバンクーバー五輪では、男子ホッケー代表が金メダルを懸けた試合で平均1660万人ものカナダ人が視聴し、シドニー・クロスビーの一戦を見届けた。この試合はカナダ史上最多の視聴者数を記録し、それ以降、この規模の注目を集めたのはごく一部のスーパーボウルだけであり、現在ブルージェイズが起こしている現象は、カナダのスポーツでもほとんど前例がない。

ロサンゼルスで行われたWS第5戦は、Sportsnetで平均720万人が視聴し、ブルージェイズ戦として史上最多の視聴者数を記録した。第6戦と第7戦では、その数字を大きく更新するのは間違いないだろう。

今、視線はすべてゲレーロJr.に注がれている。もし主砲が、マリー=フィリップ・プーランが長年にわたりカナダにもたらしてきた勝負強さを発揮することができれば、カナダの英雄として、プーランと肩を並べるだろう。