ホワイトソックスの「滑走路」は閉鎖間近? 勝負の時に向けて「さあ、やるべき時だ」

February 13th, 2026

ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMはここ最近、シカゴ・オヘア国際空港の多忙な航空管制官以上に「滑走路(ランウェイ)」という言葉を口にしている。

これこそが再建球団の日常だ。優勝争いをするチームでは得られないような、自らを証明するための猶予期間が選手に与えられる可能性がある。

しかし、スプリングトレーニングの序盤でホワイトソックスを包む良い雰囲気により、若手が現在そして未来のために台頭しつつある中で、そうした「滑走路」の一部は間もなく閉鎖されるかもしれない。期待は明らかに高まった。

「過去2年、ホワイトソックスへの期待はほぼゼロだった」と右腕デービス・マーティンは語った。

「フィールドに出て、メジャーリーガーとして楽しみ、役割を果たし、どう仕事をするか、メジャーリーガーとしてどんなルーティンを築くかを学ぶだけだった」

「今季を迎え、その滑走路を与えられた選手たちは、もうそれを分かっていると期待されている。さあ、やるべき時だ。滑走路はずっと狭くなった。『スプリングトレーニングで慣れて、シーズンで数試合投げる』というのはまだ普通のことだ。だが、その後は『さあ、試合に勝たなければ』となる。それがチームの目標だ」

マーティンは昨季から続くチーム内の文化構築について頻繁に語っている。これは就任2年目を迎えるウィル・ベナブル監督が指針を示し、選手たちが強化してきたものだ。

新戦力が加わっても、この文化は成長を続けている。マーティンはオフの間、テキサス州にある家族所有の牧場「イーグル・ランチ」にローテーションを担うシェーン・スミス、ジョナサン・キャノン、ドリュー・ソープ、ショーン・バークらを招待した。また8日には、15〜18人の選手が集まり、シーホークスがペイトリオッツに勝利した第60回スーパーボウルを観戦した。

「ひどいスーパーボウルだった」とボストン近郊出身のバークは笑った。

「(ノア・)シュルツを除いて、みんなペイトリオッツを応援していた。シュルツはシーホークスを応援していたから、ちょっとした『公共の敵』扱いだった」

16日には選手主催のゴルフ大会が開催される。昨年に続き2回目。前回は32人が参加し、4人1組の8チームで行われた。

「最高だ。最初に気づいたのは、自己紹介をする場面がほとんどなかったことだ」とマーティンはキャンプについて語った。

「新加入の選手もいるが、すでに気心の知れたグループができている。だから、すぐに全開でスタートできるし、周囲の様子をうかがうことなく、自分のルーティンや練習に入り込める。新加入の選手が来ても、在籍している選手たちが心を開いて自己紹介し、彼らがくつろげるようにしている。キャンプの良いスタートが切れた」

新加入の選手らに用意された滑走路は、それぞれ異なる。

メッツでは実力を発揮しきれなかった右打者ルイスアンヘル・アクーニャには、たとえ開幕から不調でも、今季のホワイトソックスで400から500打席に立つ機会が与えられるだろう。また、日本での活躍を経て復帰するベテラン投手のアンソニー・ケイには、負傷やトレードがない限り、25試合の先発登板が保証されている。

「それこそが、ずっとやりたかったことだ。先発として、ここ数年日本でやってきたことを継続したい」とケイは語った。

「FAになってすぐにチーム側とオンライン面談を行ったが、日本球界からの復帰について、非常に良いプランを持っていると感じた。チームの計画と若手の育成方針に心を動かされた。有望な若手がたくさんいることを見れば、それが分かるはずだ」

滑走路を走り抜けることは、出場時間の増加や定位置確保につながることが多い。遊撃手コルソン・モンゴメリーや右腕スミスがその好例だ。モンゴメリーはマイナーでの長い不振を乗り越え、昨季は新人ながらメジャー71試合で21本塁打を放った。スミスは2024年のルール5ドラフト全体1位指名から、25年にはオールスター選手へと成長した。

今季の大きな違いは、こうした機会に「勝利」という要素が加わることだ。

「9月に入っても競争力を維持し、8月下旬から9月上旬にかけてまだレースに残っていれば、そしてポストシーズン争いができる位置にいれば、最高にうれしい」とマーティンは語った。

「フィールドに出るたびに満たさなければならない基準がある。それは本当に刺激的だ」