【パイレーツ2-0ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、9月10日(日本時間9月11日)
ホワイトソックスは強烈な顔面パンチを食らった。
しかし、エリック・フェディもアンドリュー・ベニンテンディもその事実から目をそらさなかった。この日はわずか2安打で無得点に終わり、パイレーツに3連戦をスイープされた後、チームのメッセージは明確だった。
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確かにパンチを喰らった。だからこそ、今度はこちらが応える番だ。
「時には、勢いをつけるために顔面へのパンチが必要なこともある。地区内では今もいい位置にいる。自分たちで少し難しくしてしまったのは確かだが、目を覚ますきっかけになった。相手が簡単に道を譲ってくれることはない。しっかり踏ん張って、仕事をやり遂げないといけない時期にいる」と、フェディは語った。
ホワイトソックスは依然としてア・リーグ中地区首位に立っている。しかし直近5試合で4敗、11試合で8敗を喫し、リードは縮まりつつある。2位ガーディアンズはこの日試合がなかったため、1.5ゲーム差となった。
危機感は確かにある。その一方で、この3日間は大きな不振の始まりではなく、一時的な異変にすぎないという自信もある。
「全員が状況を理解している。スイープはいつだって避けたいし、ましてシーズン終盤ならなおさらだ。ただ同時に、クラブハウスの雰囲気は非常にいい状態にあると思う」とウィル・ベナブル監督は語った。
投手陣は勝つための機会を十分につくった。ヘイゲン・スミスはメジャー初先発で2回を無失点に抑え、予定どおりロングリリーフとして続いたフェディも5回1/3で2失点と好投。しかし打線が最後まで答えを見つけられなかった。
この3連戦ではわずか5得点。この日は七回2死、コルソン・モンゴメリーが右翼フェンス上部直撃の二塁打を放つまで、安打を記録できなかった。九回には代打ランダル・グリチックが安打を放ち、一時は同点の走者が出たが得点には結びつかなかった。
パイレーツの先発ジャレッド・ジョーンズは100マイル近く(約161キロ)の速球を鋭いスライダーと組み合わせ、積極的に攻めた。剛腕がそろうパイレーツ投手陣がシリーズを通じて見せた攻め方と似ていた。
「このシリーズでは、非常に質の高い速球を何度も見せられた。今日のジョーンズも同じで、速球を積極的に投げ込み、多くの空振りやファウルを奪っていた。さらにスライダーも素晴らしかった。われわれは修正できず、打球を前へ飛ばせなかった」と指揮官は話した。
ホワイトソックスは速球への対応を重点的に練習し、ピッツバーグの投手陣に対応するための準備をしてきたつもりだった。しかし、今回はその準備を相手の投球が上回った。
「フィールドでは実行できなかった。相手には威力ある球を投げる、攻略するのが非常に難しい投手がそろっている。時には打ち負かされることもある」とベナブル監督は語った。
ベニンテンディは、特にストライクゾーンより低いスライダーを追いかけたことで、ホワイトソックスがジョーンズを助けてしまった場面もあったと感じている。しかし、もどかしい3試合を終えた今、その記憶を次回のシリーズまで引きずる意味はないと語る。
「切り替えるだけだ。相手投手陣は全員が100マイル(約160.9キロ)を投げていたと思う。彼らの存在を置いていけるのはいいことだ」
明るい材料もあった。スミスは、メジャーで初めての役割にも落ち着いて対応した。ストライクゾーンを攻めて空振りを奪い、不慣れな先発の仕事にも、救援登板前と同じルーティンで準備して臨んだ。続くフェディも、最近の好調を支えているスイーパーを軸に、逆転可能な点差を保った。
ホワイトソックスは、このスイープが今後の戦いに何の影響もないと取り繕ってはいない。それでも、この3敗によって、シーズン最初の5カ月あまりをかけて築いた立場まで否定するつもりはない。
「シーズン前に、この時期に今の位置にいられると聞かされていたら、喜んで受け入れていただろう。本拠地でスイープされたのは、もちろん最悪だ。でも、この先は分からない。敵地へ行けば僕たちが先攻だし、今度はこちらから誰かの顔面にパンチを浴びせるかもしれない」とベニンテンディは話した。
今、ホワイトソックスにはその機会がある。パンチは受け止めた。この後にどう反応するかで、今季の意味が決まるのかもしれない。