【ホワイトソックス6-3アストロズ】ヒューストン/ダイキンパーク、9月29日(日本時間30日)
メジャー1年目で迎えた初のポストシーズン(PS)。村上宗隆(26)に特別な感覚はなかった。
「特にあまり感じなかったですね。正直、普段通りに試合に入ることができました」
「4番・一塁」で先発し、一回1死一、三塁の第1打席で右中間へ先制犠飛。外角低めへ落ちる球に対応し、三塁走者を生還させた。「なんとか先制点を取りたいと思っていましたし、チームにとってもすごく大事な1点だと思っていた。なんとかランナーを返せるようにと思って打席に立ちました」と振り返った。
七回先頭では左腕から詰まりながら左前へ運び、PS初安打。その後、暴投で6点目のホームを踏んだ。六回には守備でも貢献。変則的な回転でイレギュラーバウンドした一、二塁間への難しい打球も好捕した。「あれぐらい捕らないと使ってもらえないと思うんで。普通のことかなと思います」と笑った。
ホワイトソックスは2021年以来5年ぶりのPS。26人の登録選手中18人がPS初出場で、第1戦のスタメン9人と先発ヘイゲン・スミス(23)の計10人に限れば、過去にPS出場の経験がある選手はアンドリュー・ベニンテンディ(32)だけだった。
村上は「シーズン後半から、ポストシーズンを意識したプレーをしていこうという話もしていましたし、全然問題なく戦えていたんじゃないかなと思います」と振り返った。若いチームは浮き足立つことなく、完全アウェーの敵地で終始、リードした。
経験不足を感じさせない立ち上がりだった。スミスが3回無失点。打線は一回に村上の犠飛で先制すると、二回に2点、四回と五回にも加点して5-0とリードを広げた。敵地でアストロズの反撃を封じ、シリーズの主導権を握った。
3年連続100敗から84勝78敗まで浮上した再建途上のチームが、10月でも勝利を重ねた。2005年のワールドシリーズ制覇後、PS進出は2008年、2020年、2021年の3度。2008年と2021年は地区シリーズ、2020年はワイルドカードシリーズで敗退しており、次のラウンドへ勝ち進めば21年ぶりとなる。
「あしたも勝つしかないと思っているので、チーム一丸となって勝てるように頑張りたい」
初めての舞台でも変えない。村上と若いホワイトソックスが、地区シリーズ進出まであと1勝に迫った。
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