アブレイユ、ランニング本塁打&満塁弾の偉業

1958年のロジャー・マリス以来史上6人目

July 1st, 2025

レッドソックス13-6レッズボストン/フェンウェイパーク、6月30日(日本時間7月1日)

レッドソックスのウィルヤー・アブレイユが本拠地フェンウェイ・パークで歴史的な活躍を見せた。

まず五回、先頭のアブレイユは、フェンウェイの右翼中間最深部「トライアングル」へ特大の飛球を放った。その打球はブルペン横の柵にぶつかり、レフト側に大きく跳ね返った。それに反応したセンターのTJフリードルがバランスを崩して転倒。

右中間から左中間へと転々とするボールをライトのハインズが必死に追いかけ、処理にもたつく中、アブレイユは全力疾走。遊撃手デラクルスからの返球も間に合わず、今季15号は劇的な『ランニング本塁打』となった。

Statcastによれば、この423フィート(約129m)の当たりは他球場なら通常の本塁打だったというが、フェンウェイでは劇的なランニング弾に。

レッドソックスは初回から7点を奪い主導権を握ったが、四回と五回に追い上げられ7-4に。しかしアブレイユが五回に追加点を挙げると、その後、八回2死満塁の場面でグランドスラムを放ち試合を決定づけた。アブレイユにとってこれが自身初の満塁本塁打。

1試合でランニング本塁打と満塁弾を放ったのは、1958年のロジャー・マリス以来史上6人目の快挙で、特にこの日のランニング弾は、フェンウェイではレッドソックス選手としては2011年9月19日のエルズベリー以来、球団としても2018年3月29日のヌニェス以来という快挙。

アブレイユはこの間、本塁から本塁まで16.72秒、時速換算で約31kmの猛スピードで駆け抜けると、フェンウェイ・パークは大いに沸いた。電撃的な一打と満塁弾で主役となったアブレイユにとって「忘れられない夜」となった。